キタノツ・キタツ

→ 語義
  

北の津。北津。(北の壺・北の都)。
今の敦賀。根の国の政庁都市で、イササワケ宮を政庁宮とする。
ニニキネ
が筑紫巡幸に出た後、ムメヒト央海ミツホ宮へ、ウツキネスセリはキタノツへ移り執政した。
ホオテミの后トヨタマ姫は、この付近の松原に建てた産屋でウガヤを生む。
  

福井県敦賀市曙町、気比 (ケヒ) 神宮
  

ウツキネスセリ キタノツに 行きて治めよ イササワケ あれば睦めよ』25文
兄弟の宮 キタツにありて 試みに 海鉤彦が "鉤 換えん" 山鉤彦も 頷きて』25文
『大ワニを シガの浦より 綱 解きて 早ちに 北の都に着きて イササワケより ミツホまで 御帰りあれば』26文
孕みて 月望む 故に "後より カモをして キタツに行かん 我がために 産屋を成して 待ち給え"』26文

  

  

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