をさ  ヲサ  wosa
おさ  オサ  osa

  

【(治)・筬・長】
合わせ。収(治)め。束ね。押え。司。

『くまとかえれは をさかたに うゆるそのあき やつかほの』ホ15

 ●長 (人を束ねる者)。

『さたのあれをさ あしなつち そをのてにつき やめうめと』ホ9
『こはをさのねそ おさなこに あらこをしゑて つちかえは』ホ17
おささすり あらさねたける これうんつ あなとるすりら ねしけます』ホ17
『まらかおち あまつははらお ふなおさ まらはかちとりホ20
『かみはしれをさ そゑけつり ももふそやうた ゑりたまふ』フ序

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 ●筬 (織機の付属具)。

『ゆふのはは たていとやもり をさよもは やそりひとよみ やりひとて』ホ23
『へくゐにそろゑ あれをさに まきをさにいれ かさりかけ』ホ23
『めをふみわけて かひなくる をさめくらせて ゆふぬのも きぬもをるなり』ホ23
『このゆえは あやにしこりは おさはやも ひとはによたり みちふもり』ホ23
『よこへにわけて つうちひく かひぬきなけて をさめくる』ホ23

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をす・おす(押す・合す)」の名詞化。
ここでは「A: 合わす・まとめる・治める」などの意。
通常は「をさ」と表記するが、身分の上下関係によっては「おさ」の場合も。

変態:「あさ(治)」「をし(治人)」「をち(治)」「うし(大人・氏)」「よし(寄し)」「ぬし(主)」「あるし(主)
類語:「かみ(頭・守)」「つかさ(司)」「ますひと(益人)」「よろし(寄ろし)
派生語:「あれをさ(粗筬・粗長)

  

10/01/10

  

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