つほ  ツホ  tuho

  

【壺・坪・(積・都・津)】
1.集積地・都市。 中央・中心・センター。 =みや(宮)みやこ(都)

『ときにあめより ふたかみに つほはあしはら ちゐもあき』ホ2
けたつほの つさのつくはの いさみやに うなつきあみて』ホ2
『ふたかみの おきつほにゐて くにうめと たみのことはの ふつくもり』ホ5
つほわかみやの とのしまも たかやいらかも ふつくなり』ホ11
『きみはこそ つほおしたひて みゆきなる たかのみやこお ひきうつし』ホ11
『そのつつす かそえてなかお つほかなめ このうたつつき かそえもの』ホ39
『たつなかつほの ちまたより てにおはゐつき みちひきて』ミ10

2.何かを収めるもの。容器。=みや(宮)

『たましまのひま うかかひて こつほにいりて はらみこお』ホ16

3.(両手を広げた男一人が)収まる長さ・縦横。

『あつめはかりて ひとつほお いまのひとまの ものさしそ』ホ17

 
つふ(詰ふ・統ぶ)」の名詞化。 
ここでは「A: 合う・収まる・集まる」、裏を返して「B: 離す・分ける・区切る」などの意。

変態:「つも(積)」「つみ(統み)」「つめ(集め)」「すへ(統)」「しめ(占め・締め)」「しま(島・州)
類語:「つ(津・都)」「と(都)」「つほね(局)」「みや(宮)
派生語:「こつほ(子壺)」「おきつほ(奥壺)」「けたつほ(方壺)」「つほわかみや(壺若宮)」「はらみはつほ

  

10/10/08

  

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