つほね  ツホネ  tuhone

  

【(窄ね)・局】
1.区分。区画。部屋。
2.1の主。

『きつさねの つほねはかわり みやつかゑ』ホ6
『かうのたくはた ちちひめと そふのつほねも そなわれは』ホ11
『むつほねもなり ととのえは そのあすみかに とよつみか』ホ25
『しのはらは ははとはらめる やのつほね うちめはなかの くらいなり』ホ27
『みことのりして うちつほね ゐつせひたせは みこのなも みけいりみこそ』ホ27

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つほぬ(局ぬ・搾ぬ)」の名詞化。
「つほぬ」は「つふ(集ふ・統ぶ)」と同義語「ほぬ(和ぬ)」の合成。
ここでは「A: 合わす・囲む・収める・閉じる」、裏を返して「B: 離す・分ける・区切る」などの意。

変態:「つほみ(窄み・蕾)
類語1:「つほ(壺)」「しま(州)
類語2:「きさき(后)」「みめ(見侍)」「ゐめ(慰侍)」「めとの(侍殿)

  

11/01/08

  

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