【(木前)・后】
1.男君の前。男君に向かう者。妻。
『ひのかみそふきさきのあや』ホ6 『そのとめはやこ こますひめ ねのうちきさき』ホ6 『かもたけすみに みことのり きさきおつまに たまふへし』ホ27 『としもわかはの やせひめお そひのきさきも みないはふ』ホ27 『みうちには そふのつほねに おくきさき よたりのすけに』ホ28 |
2.狭義にはうちみや(内宮)。 =まきさき(真后)・みきさき(実后)
『みやつやなりて そふのかみ すかたかむすめ みきさきに』ホ20 『しはらくも やすまてたみお たすゆえに きさきつほねも みこうます』ホ25 『はてかみの まねくかこしま ゆきまさす きさきはちちに これおつく』ホ25 『これのさき きさきはらみて つきのそむ かれにあとより』ホ26 『まきさきは やたのかかみお ささけもち かすかにさつく』ホ27 |
「き(木・貴)」+「さき(先・前)」
「き」は「きみ(木実)」の「き(木)」を表す。
類語:「とまえ(門前)」「きさひ(后)」「つま(妻)」「つほね(局)」「みめ(見侍)」「ゐめ(斎侍)」
派生語:「うちきさき(内后)」
10/07/15
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