さと  サト  sato

  

【里】
往き来。めぐり。周り。周囲。周辺。いなか。地方。

『しつかにゐます きしゐくに たちはなうゑて とこよさとホ5
『ここちかすかと さとのなも をきなかもりも たまわれは』ホ8
『あがたもり さともるひこも それたけの むろもあらかも おなかなり』ホ13
『つちははにみつ かつはには やまさととなる』ホ15
『みねにふるゆき いけみつの すえこちさとの たとなりて』ホ24
『まさたねならは うむときに さけとちかひて ここにうゑ さとにかえます』ホ24
『やもとほり こゑくにのかみ をこのさと こかひゑるなり』ホ24
『たみつうむ あそへのおかの ゐゆきやま なよさとうみて』ホ24
『ちほさとにすみ つくはなる みいきさとりて きみとなる』ホ26
『おおくにたまは ぬなきひめ やまへのさとに まつらしむ』ホ33
『ちからくらふる かみののり すまいのさとに はにわなし』ホ35
『ひとたひあひて よくにたる かれはめくろと そのさとお なつけたまわる』ホ40

 ●距離・面積の単位。1里 = 36 = 360 = 12960歩 ≒ 3.9km。

『きくつねお みさとのあみお のにはりて みなおひいれて たまつなき』ホ8
『きみよおこめて とさときて にはりわたりは かきくもり』ホ21
『めのみそむふむ せはといき ももいきはまち みそむさと さとみそやなり』ミ6

  
さつ(擦つ)」の名詞化。
ここでは「C: 往き来する/させる・回る/回す」などの意。

類語:「たみ(回み)

 
 

【佐渡】<地名>
渡り。

『いよあわふたな おきみつこ つくしきひのこ さとうしま』ホ3
さとにわたりて あらたなす こしにもとりて いせきなすかな』
ホ24

 
さつ(擦つ)」の名詞化。
ここでは「C: 往き来する・巡る・渡る」などの意。

  

10/03/05

  

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