【儘・任・随】
隔たりの無いさま。同様なさま。直なさま。その通りなさま。同意。従順。思い通り。
| 『おのれはさらす ははよりそ ゐゑすていつる ひめもまま』ホ7 『おおせいい みくまのやれと ちちかまま かえらねはまた かみはかり』ホ10 『あさむくみちお ならさんと われらつかふそ そのこころ ままやいなやや』ホ10 『とえはことふる おほなむち そのこのままお ふたかみえ』ホ10 『うつほはたすく みつひやす ははけかれする はなもみも あめのままなり』ホ15 『ひとのわかはも わかままに みちにもとりて わたかまる』ホ17 『おゑるままにて つちかえは そとせになおる きさしおゑ』ホ17 『ひとつらぬきの たつなひく あるしのままと なるものそ』ホ191 『ままにまつりお きこしめす このあきみつほ ちからなす』ホ24 『しわかみの みはしらのまま なることく まつりほつまに ととのひて』ホ24 『たのそろに のりてみのれは みそろいけ ままありいけの にしいわや』ホ24 『ままにことふる をちいわく きみなうれひそ はからんと』ホ25 『こふにまかせん たけつみは こふはおそるる あめのまま』ホ27 『かくやまのとみ なかすねか ままにふるえは さはかしく』ホ29 『しりそきて かみおまつりて ひのままに おそははあたも やふれんと』ホ29 『ゑゑなんちとて はもりあえ ままにいたりて わかあには あたすともふす』ホ29 『みちをみは のそみのままに つきさかと くめのところお たまふなり』ホ30 『あにはきたちお ぬきおきて みつあひよへは おともまま』ホ34 『よりてはりまの いてさむら あわちししあわ ままにおれ』ホ35 『きみふたみこの のそむまま ゆみやたまわる あにのみや』ホ37 『たかけれはこそ わかつくる かみのほこらも かけはしの ままとうたえは』ホ37 『かけはしお しのきのほれは みやつひめ ねまきのままに いてむかふ』ホ40 『みやこにのほり わかみやの ねかひのままお もうしあけ』ホ40 『ままにわけおく はりまあき あはいよさぬき さえきへそ』ホ40 『あのよろの ほしおしつめて ありのまま すめはよろこひ ときそありける』フあよろ |
「まむ(合む・交む・塗む)」の名詞化。
ここでは「A: 合う・似る・釣合う・匹敵する」などの意。
【継】
似せ。真似。匹敵。相当。
| 『ままこさす つみふもなそか いもいさす つみふもなそか』ホ23 『たらちうつ とかみもむそか ままをやお うつとかよもか』ホ23 |
「まむ(和む・交む)」の名詞化。
ここでは「A: 合わす・似す・匹敵させる・相当させる」などの意。
類語：「なお(猶)」「にせ(偽)」「えせ(似非)」「まね(真似)」
10/02/20
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