【濃し・(上し・貴し・肥し・熟し)】
D:
正の方向に離れる如し。「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」如し
『われみるに をさまるみよは なのきこゑ ひとのこころは およそこし』ホ17 |
「こす(越す・肥す)」+「し(形容詞語尾)」の合成。
「こす」はここでは「D: 正の方向(大・多・高・央・前・熟・明・沸)に離れる」で、「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」などの意。
【越・超】
D:
正の方向に離れる/離すさま。「上がる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る・越える」さま
『こゑのねのくに あちはせか みねこしささく これにめし』ホ24 |
「こす(越す)」の名詞化。
【遣し・越し・輿】
1.回転。循環。行き来。移動。運転。
2.移動媒体。運輸具。
『めすてくるまお ひたかみゑ みゆきのきみは やふさこし』ホ4 『おちつもはへる けたこしも みなけたつほの やまてみや』ホ4 『きみいふきとに しつめしむ いふきとぬしは みゆきこし』ホ8 『たくはたひめの みうちいり そのさきこしの あまかつお』ホ12 『こゑのねのくに あちはせか みねこしささく これにめし』ホ24 |
「こす(越す・遣す)」の名詞化。
ここでは「C:
回る/回す・行き来する/させる・うろつく」などの意。
類語:「くるま(回る物)」
派生語:「ひっこし(引っ越し)」「おこしやす」
【(遣)・越・高志】
日の巡りの始点。北。 =こしくに(越国)
『こしあちあせの しらたまめ そやのひめうむ』ホ10 『みまこよろこひ くにはこし やまはみねこし そのかえに』ホ24 『さとにわたりて あらたなす こしにもとりて いせきなすかな』ホ24 『こしのほらあな ほりぬけて しなのにてれは これおつく』ホ28 『こしうしろ やひこやまへに つちくもか ふたわるゆゑに』ホ31 |
「こしね(遣根・越根)」の簡略。
【腰】
合わせ。交わり。つなぎ。連結。上下半身の連結部。中心。
『ももとはるひの ゆるみあひ こしすえのりて やわやわと』ホ191 『そのみつつきお はにゆひて てつきおこしに はさみおふ』ホ192 『このふたすちお みきひたり こしのひねりに つなおひく』ホ192 『はるあきとなす みをやかみ かくこしつかふ あかるたえ』ホ192 『あひたちふめは のみつよく くえはやかわき ふみてまた こしふみころす』ホ35 |
「こす(交す)」の名詞化。
ここでは「A: 合う/合わす・交わる/交える」などの意。
09/12/22
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