【(燻噴)・息吹・気吹・伊吹】
正の方向に離れるさま。「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」さま
●勢い。気勢。 ●繁栄。 ●成果。功。 ●大。祝。寿。
『いよのふたなの をさまらで つきよみやれは いふきあけ とのみやにたす』ホ6 『これはいふきの なるもみち はけてかつらき いとりやま』ホ16 |
●四国の別名。●讃岐の別名。
『つきよみのつま いよつひめ うむもちたかは いふきぬし』ホ6 『きみいふきとに しつめしむ いふきとぬしは みゆきこし』ホ8 『やまたあかたお もちたかに たまえはあわの いふきかみ』ホ9 『さきにつみはと たけふつと いふきのみやに ふそよかた してをさめしむ』ホ27 『たなこひめ いふきとみやに うむみこの ゑはいよつひこ とさつひこ うさつひここれ』ホ28 |
『ゐよのいふきは あめやまに うつしたおなす』ホ24 『やまとたけ おはよりたまふ むらくもお ひめかやにおき いふきやま』ホ40 |
●イフキ山 の略。
『いふきより かえさにささく ひるめしお みつからかしき』ホ40 |
[1]
「いふく(燻噴く・気吹く)」の名詞化。
ここでは「D:
正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で、「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」などの意。
[2]
「いふ(活ふ・勇ふ)」+「き(垣・画・区・城)」
「いふ」はここでは「D:
正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で、「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」などの意。
変態:「ゆうき(勇気)」
類語:「いふり(燻り)」「いわひ(斎)」「いきおひ(勢い)」「いさおし(勲)」「いよ(伊予)」「あは(阿波)」「そあさ(聳栄)」「とつくに(突国)」
関連語:「気を吐く」「気勢を上げる」
10/05/30
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