師走。十二月。
年の満了。暮。年の瀬。どん詰り。
【師走】シハス −広辞苑より−
陰暦一二月の異称。また、太陽暦の一二月にもいう。極月(ごくげつ)。乙子月(おとごつき)。
■乙子月(おとごつき)というのは本当は「男子月」で、女子が妊娠期間十月で生まれるのに対して、男の子が十二月で生まれることによる名だと思われる。
『総九十六経緯 備わりて 十二月に胞衣
脱ぎ 生まるなり』14文
『父のカリ波 玉島へ 迫する時に 霊・波
合ひ』16文
『九月
見目・声 備わりて 十月
座位し 十二月は 月満ち生まる 御胤これなり』16文
『男の子は年に 女は十月 イキス良ければ 生むも安きぞ』16文
『年越は 大麦と小豆と 米
蒸ます 年稔り・ヤマサ 鬼遣らゐ』38文
『十二月
地に充つ 木は根差す なお空寒く 月末は 上
みなぎ聳び 弥々開く まだ空寒く 潤を得ず 弥々嘗尽くる』ミ7文
『年分けの夜は 豆を煎り 穢・鬼
遣らふ 顔を開き 〆引き
塞ぎ ハヱ・ユヅ葉 麦に年越え』ミ7文
『しわすれば
弥々 地に満ち 万木根
潤ひ 上
寒く 末に開けて 空
寒く』ミ9文
『"ヱ"
元の神の 別る夜は 煎り豆打ちて 鬼遣らゐ 柊鰯は モノの垣 穂長・譲葉 注連飾』ミ9文
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