【長ける・闌ける・哮る・猛る】
D: 正の方向に離れる。「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・至る・中心にある・主導する」
『おささすり あらさねたける これうんつ あなとるすりら ねしけます』ホ17 『さそあしなんと はにしらん いやすりたける』ホ17 |
「たく(長く・焚く)」の連体形から独立。
変態:「たきる(滾る)」「たけふ(猛ぶ)」「さかる(盛る)」「しける(繁る)」
【(長)・梟帥】
正の方向に離れる者。長けたる者。優れる者。
●主導者。治める者。臣。役人。長。 国造。県主。
『おとうかしきて しきたける かたきあかしも みなこはむ』ホ29 『たけるとも ふつくきれとも なかすねか たたかいつよく あたられす』ホ29 『やくもたつ いつもたけるか はけるたち つつらさわまき あわれさひなし』ホ34 『もろおあつめて たけるとす ほこさきあたる ものあらす』ホ38 『こうすきみ はたのつるきお ぬきもちて たけるかむねお さしとほす』ホ38 |
「たける(長ける・猛る)」の名詞化。
変態:「たから(宝)」「ちから(力)」「たきり(滾り)」「しけり(繁り・茂り)」「さかり(盛り)」
類語:「かみ(上・守)」「つかさ(司)」「ますひと(枡人)」「をき(翁)」「をさ(長・筬)」「をし(治人)」「をち(治人)」「よし(寄し)」「うし(大人・氏)」「ぬし(主)」「あるし(主)」
09/12/15
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