かすかかみ  カスカカミ  kasukakami
かすかのかみ  カスカノカミ  kasukanokami
かすか  カスカ  kasuka

  

【春日守】【上下和/上下尊/上下神】
アマノコヤネ(わかひこ) の尊名の一つ。また贈り名
1.春日県の主。
2.陽陰(天地)を結ぶ尊。

『あさかひめ こことむすひの つまとして うむかすかまろ わかひこそこれ』ホ8
『しほかまのかみ またしらて かすかのかみに ゆえおとふ』
ホ12
かすかこたえて これむかし あめのますひと そむくゆえ』ホ12
かすかこたえて さにあらす たたにつくれは かれきなり』ホ12
『かみはいもせの みちひらく われはかすかに これうけん』ホ13
かすかはおなし ひたにます みきはひたかみ うおきみと かるきみをきな』ホ13
かすかこたゑて のこるのり むかしうひちに ひなかたけ』ホ13
『いせおこふ かすかとくなり いもをせは やもよろうちの わかちなく』ホ13
『たのしくおらは かすかまた ういおしれるや あめにうけ あめにかえるそ』ホ13
かすかまた きみにてもほし たみはなお すすかのふみお みさるかや』ホ13
かすかとく むかしとよけの みことのり われみよおしる』ホ13
『またとふたから さることは かすかまたとく』ホ13
『ときにしほかま こなきとて とえはかすかの をしゑには』ホ13
『こことむすひか かかんなす かすかわかひこ みはしらお』ホ14
かすかわかひこ たちいてて おかみつつしみ あるこころ もふせるうたに』ホ14
『あまのこやねと なにしあゑ たまふをしては かすかかみホ14
『かすかとの あまのこやねは よにひいて かすかのかみと なおたまふ』ホ16
かすかもろとも のりそひて みまこのみゆき まもりゆく』ホ21
かすかにのれは ふとまにの あこけはしわさ うつをかみ』ホ21
『せおりつひめは みかかみお もちてかすかに さつけます』ホ24
『あまくにたまの よろこひも むかしかすかに うるりゑて うむたかひこね』ホ24
『まきさきは やたのかかみお ささけもち かすかにさつく』ホ27
かすかこもりと あちしらは あまつひつきの さかゑんは』ホ27
『ともにいたれる おうちみや かすかにあいて もとおとう をきなこたえて』ホ28
『なんちかすかよ のこしもの たかにもちゆき ささけよと』ホ28
『みつからこれお さつけます かすかはきみに たてまつる』ホ28
『かれかすか おくりてのちは つとめおり みかさやしろの たまかえし』ホ28
『うちはへところ かすかかみ ふとのとことお つかさとるかな』ホ28
『むよろとしへて こそつきる さくすすそ むかしかすかに みことのり』ホ28
『ふたゑかいわく かすかとの いなむみかさも いまゐせの』ホ28
『ものぬしふれて もののへら かすかのかみお みちひかす』ホ28
かすかまた われはとみなり きみうゆる あまのまさかき いかにせん』ホ28
『あのいのち かすかもよわい なかけれは これなつくへし』ホ28
『ときかすか ややえみいわく こよみなお あすすとせんや』ホ28
『あすすみそみほ かすかかみ ももゐそむよろ ふそゐなり』ホ28
『あめみまこ ひたりかすかと みきこもり さつけてよよに これおつく』ホ30
『おしほより かすかおまねき ひらおかの やしろまつりて かみとなる』ホ30
『あわおたす あますへらきの もろはとみ かすかとこもり』ホ30

 
[1]
かすか(春日)」+「かみ(守)
「かすか」はここでは地名で、大和国の春日県。
[2]
かすか(上下・陽陰)」+「かみ(和/尊/神)
「かすか」はここでは「陽陰・天地・魂魄」などの意。
「かみ」はここでは「合わす者・結ぶ者」の意と「尊/神」の意が重なる。

別名:「あまのこやね(陽陰の交和)
類語:「あめのまつり(陽陰の纏り)」「かかみ(明暗見)」「ひよみ(日夜見)」「こことむすひ(上下結び)」「みかさ(神和)

 

13/10/30

   

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