はしめ  ハシメ  hasime

  

【初め・始め】
発すること。起り。初。開始。発端。

『かかなえて わけいかつちの あまきみと なつけたまわる よのはしめホ序
『これくにきみの はしめなり』ホ2
『よおをふる はしめおわりの つつまやか みちをしゆれは』ホ13
『みとりしちなる をのはしめ これをのこうむ あくりなり』ホ14
『たましまかとに いゑりなす これめのはしめ めのこうむ』ホ14
『はゑいつる はなくきはしち をのはしめ をのこうむなり』ホ16
『たましまか うちにつほみて めのはしめ めのこうむなり』ホ16
『むつきそひかは あかためし みきおたまはる はしめなるかな』ホ30
『かんへさためて よりよりに うつわにまつる はしめなり』ホ37
『そのはしめ かしはおのいし なかさむた ははみたあつさ ひとたゐき』ホ38
ことはしめとて しはすやか かくかこたてて しるしとす』ホ39
『かえしとふ ゆりかはしめか こたえいふ かみよにもあり』ホ39
きつのはしめの あわうわや てふちしほのめ』ミ1
『やよいのはしめ ももやなき みきひなまつり ゑもきもち』ミ7
『はつきはしめは ふためさく あらしくさふす』ミ9
『このゆえに とはのとうたの はしめそと つねなすことに あめおしるなり』ミ9
いかたとかもの はしめより やまとことはの みちあきて』ミ10
『つきのはしめの もちにみつ めかみのうたは もちのすゑ』ミ10
『やとよのはたの よよにたつ すへらのみこの はしめなり』ミ逸
『ふのおれは あめのたたりの こほりふむ ことのはしめも ふみやおそれん』フふおれ

 ●<副詞的に> はじめとして。初めて。

『そのときに しほかまはしめ もろほめて』ホ12
『やすんせて やつかれはしめ おのおのか まさにやけんお いのりまし』
ホ39
『またしほりさけ そさのをの いつもにはしめ つくるこれなり』ミ2

 
はしむ(始む)」の名詞化。

独り言:「はっしん(発進)」

  

10/01/21

  

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