【御・(大ん)】
大いなる …。
(最上級の尊敬を表し、使用は限定され、多くはアマテルにまつわる)
| 『さをしかやつの をんみみに きこしめさるる あさまつり』ホ序 『このゆえきみも とみたみも ゐおやすくぬる をんめくみ』ホ序 『そろにみのりて ぬはたまの よのかておうる おんたから』ホ1 『ちわやより あめゑのみちか をんかみに ことかたらんと よはらしむ』ホ8 『たねふくろ つちはつちかふ をんたから うゑたすかても くらにみつ』ホ9 『かねきくうえの をんたけと うまれあひたる みめくみと』ホ16 『かけまくも いとおそれみの おんうたと みちとみひこも もろこえに』ホ17 『のちむらくもに ゆつりおく むらくもあめの をんともに あすかにはへる』ホ24 『かといてに みはたのとめの をんふみお みまこにたまひ』ホ24 『やつをんみみに きこしめし たみのをしゑは いせのみち』ホ28 『あめみまこ そめしひみつの をんはらひ ひみつのさわり はらふへし』ホ39 『しにぬうは もまわりそなう をんまつり さゆりのゑなの かみそうみける』フしぬう |
「を(大・央)」＋「ん(の)」
「を」は「おお(大・央)」の略形表記。
「ん」は格助詞「の」の音便。「の」は「なる」の短縮で「〜である・〜にある」の意。
「ををん・おをん・おおん」「をん・おん」は、序列を意識して書き分けている場合もあると思うが、皆同列に扱っていると思える場合もあり、何とも言えない。
類語：「ををん(大御)」
派生語：「をんみみ(御耳)」「をんめくみ(御恵み)」「をんかみ(御神)」「をんたから(御宝)」
09/10/26
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