なかれ  ナカレ  nakare

  

【流れ】
回り。めぐり。動き。移り。渡り。伝わり。伝え。

『つきのをえ なかれととまり みかののち みのきよけれは ひまちすと』ホ4
なかれおくめる もろかなも やしましのみの おほなむち』ホ9
『うつわゑて むみちをやふり をさむたみ みなみもすその なかれなり』ホ28
『みをすえは きぬふたなかれ よたけやた みこみをすえに すかりゆく』ホ40
『へのきには つまのふをみも なおとみと いうもよききに なかれゑるなり』フへきに

 ●水の流れ。川。

なかれおふかく なすことも つねにゐせきお まもるなり』ホ22
『たとえはかわの みなもとの ひとしつくより なかれまし のたにあふるる』ホ23
『あいぬあひきの なかれきは けりなおよくき ことならす』
ミ10
『しまつひこ なかれきにほす うのはみて きおあみつらね いかたのり』ミ10
『すおえては きりひにさむる ひえあれと なかれのふねに さおそゑにける』フすえて

 
なかる(流る)」の名詞化。
「なかる」は「なく(擦く・撫く)」と同義語「かる(転る・回る)」の合成。
ここでは「C: 回る・めぐる・往く・来る・渡る」などの意。

類語:「みもすそ(御裳裾)

 
 

【無かれ】
無い!

『さわりなかれと もてあそふ さるたのかみの なにしあふ』ホ40

 
なし(無し)」の終止形の一。  
強い断定を表すようだ。
   → かれ

  

10/02/25

  

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