【(没・凹・陰)】
負の方向に離れるさま。「沈み・凹み・窪み」
| 『ひめあほきはち つきおるに はしにみほとお つきまかる』ホ34 |
「ほつ(没つ・歿つ)」の名詞化。
ここでは「E:
負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる」で、「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」などの意。
変態：「ほつ(没)」「もつ(没・歿)」「もと(下)」「ほと(陰・没・凹)」「おと(弟・乙・劣)」「はて(果)」
類語：「ほこ(凹)」
【(穂・凸・陽)】
正の方向に離れるさま。「突出」
「ほつ(秀つ)」の名詞化。
ここでは「D:
正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で、「上がる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」などの意。
【程】
往き来(前後･上下)するさま。加減。加減の幅。めぐり。周辺。辺り。
| 『ほそのをとなる みはしらの ほとよくおもり めくりかけ』ホ14 『いまわかみ いきすひととき よそしほと たらぬやまふの かなしさや』ホ16 『ちみちには はるひゆるくて ゐつゆひの とふるほとよし』ホ192 『なかほとお きつなにそえて くつはみの はにゆふはしお まてにもつ』ホ192 『みのほとも わすれてついに つるきうく うけさせしとて みのかきよ』ホ23 『つらつらと おもせはたみの ふゆるほと たはまさぬゆえ かてたらす』ホ24 『なるかみのあめ よきほとに わけてみそろの うるほひに』ホ38 『みもろにおけは ほともなく きおきりたみお さまたける』ホ40 『あにあらわるる ひのわたり ももゐそとめち つきのほと なそとめちうち』ミ6 『へのなわの つりはゑみすの ほとほとに あゐとたゐとの とみそまねける』フへなわ 『をのなわの ゆうはさるたの つつまやか とりゐにほとお かくるかさなわ』フをなわ |
「ほつ(復つ)」の名詞化。
ここでは「C:
行き来する・回る・めぐる・周りにある」などの意。
類語：「ほとらひ(程らひ)」
10/01/20
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