ほる  ホル  horu

  

【(合る・食る・貪る)・欲る・恍る・惚る】
A: 合う/合わす。入る/入れる。(心・身を)合わす。欲す。

変態:「おる(織る・居る)」「もる(守る)」「よる(寄る)
派生語:「むさほる(貪る)」「しほる(絞る)」「おほる(溺る)」「おほろ(朧)

 
 

【放る・掘る・彫る】
B: 離れる/離す。分ける。刻む。放つ。払う。除く。空ける。

『もろはかり ついにうつして あすかかわ くるわにほりて みそきなすかな』ホ20
『みもろのやまに ほらほりて あまのさかほこ さけなから』ホ23
『まつかんさきの おおゐほり まなゐにいたり ぬさおさめ』ホ24
『たちからを やもにほらしむ うみのなも きはやまなかと きねはあす』ホ24
『にはりのたみか むれきたり うみほりつちお みねにあけ』ホ24
『ついにほる ゐつをはしりの ほらあなに みつからいりて はこねかみ』ホ24
『やまうしろ のおほりつちお ここにあけ おおひのやまお うつすへし』ホ24
『ひろさわお おおたにほらせ くにとなす あまねくとふる ほつまふり』ホ24
『つかるには ぬまほりあけて たみつうむ あそへのおかの ゐゆきやま』ホ24
『とふひのおかに やまとかわ ほりてつくれる みかさやま』ホ24
『やもかみお めしてわれよお いなまんと さるたにあなお ほらしむる』ホ28
『あめふたゑ あすすこよみと なおかえて あつさにほりて たてまつる』ホ28
『こしのほらあな ほりぬけて しなのにてれは これおつく』ホ28
『なりはひの ためによさみと かりさかと かえおりのゐけ ほらんとて』ホ34
『みそゐほの なつきゐそきね たかいしと ちぬのいけほるホ37
『めつきほる さきとあとみと もろくにに やものいけみそ つくらしむ』ホ37

 
変態:「おる(折る)
ひる(放る)」「やる(遣る)」「わる(割る)」「ある(散る)
派生語:「しほる(絞る)」「ほら(洞・法螺)
こほる(零る)

 
 

【(往る・復る・振る)】
C: 行き来する/させる。回る/回す。

変態:「おる(折る)」「うる(売る)」「ふる(振る)」「ゆる(揺る)」「よる(揺る)
派生語:「とほる(通る)

 
 

【(秀る・穂る・褒る)】
D: 正の方向に離れる/離す。「高める・勢い付ける・栄す・熟れさす・優れさす・勝らす・至らす・中心に置く」

変態:「をふ(老ふ)」「もる(盛る)」「もゆ(燃ゆ)」「よむ(熟む)
派生語:「のほる(上る)」「とほる(徹る)」「かほる(香る)

 
 

【(滅る・亡る・脆る)・恍る】
E: 負の方向に離れる/離す。「低まる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・果てる」

変態:「おる(下る)」「おふ(終ふ)」「もる(漏る)」「ある(粗る)
派生語:「しほる(萎る)」「ほろろ」「ほろり」「ぼろぼろ」
「ほろろぐ」「こほる(毀る)」「ほろふ(滅ぶ)

  

10/06/08

  

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