シホカマ・シホカミ

→ しほかま・しほかみ
      

鹽竃 (潮醸・塩醸)。
天君オシホミミがヒタカミのタカの首にいた時代、その重臣の一人だった。当時の序列は、ヒタカミ央君カル君カトリカシマツクバ − シホカマ  の順だったようである。
ヒタカミのどこかを知行する国守と思われるが、よくわからない。名からは当然、現在の塩釜市付近ということになるが、この地域はヒタカミ国の政庁都市「オキツボ (後にタカの首)」の場所と重なっていて、序列No.5のシホカマがヒタカミの中核地を治めていたとは考えづらい。今の「塩釜」の地名は単に「鹽竈神社がある所」の意と考えられる。そして鹽竈神社は、現在はシホカマと同一視される「鹽土老翁神」を主祭神とするが、本来は違っていた可能性が高いと思われる。
コヤネが「アマガツ」をシホカマに説明する際、「潮・塩」の例えを用いていることから、明示はされていないものの、シホカマは製塩と深い関わり持つようである。
子がないことをカスガに相談している。 
  

宮城県塩釜市一森山、鹽竃 (シホカマ) 神社
茨城県鹿島郡神栖町大字息栖、息栖 (イキス) 神社
  

■「シホカマ・シホカミ」は「シホツチ・シホツツ」と混同されているが、別人と推定する。
■息栖神社の由緒に「岐神は、葦原中国を平定した武甕槌神経津主命を案内させるために、大己貴神が差し出した神である。」とあるから、シホカマは津軽の国守オホナムチの配下なのかもしれない。
★海神として、航海安全の信仰が篤いシホツチノヲヂだが、もう一つ有名なのが製塩の技術を伝えた神としてである。鹽竈神社 (宮城県塩釜市) の社伝によれば、シホツチノヲヂに導かれ、タケミカヅチフツヌシは諸国を平定した後、塩釜という土地にやってくる。二人はすぐに帰ってしまうのだが、シホツチノヲヂだけはその土地に止まり、人々に漁業や製塩を教えたという。
★もともとこの神は、「岐神 (ふなとのかみ)」の名があり、海上安全・大漁の神として金比羅さまとともに、漁師の信仰する神である。また「しおつちのおじかみ」とあるように、塩のつくり方を教えた神であると伝えられる。市内に鹽竃神社の末社である「御釜社」がある。ここには塩をつくった釜が残っている。

  

シマツヒコオキツヒコシガ───?─?─?─カナサキ─┬ハヤアキツ姫───アマツヒコネ
                  :                 ├ミヤツヒコ
                  :… … …アカツチ ├(アヅミ族との婚姻)──ホタカミ
                  :… … …シホツチ │        └──シガ
                  :… … …アヅミ  └(ムナカタ族との婚姻)─ハテツミ
                  └… … …ムナカタ─┬オサコ
                              └アヤコ──────クマノクスヒ
  

『その先輿の アマガツを シホカマの守 まだ知らで カスガの守に 謂を問ふ』12文
『時にシホカミ また問はく "何れも右の 如くかや" カスガ答えて "さにあらず 徒に作れば 枯木なり 神霊あればぞ 例ふれば 潮の味あり 計らねば 味無し 焼けど 塩成らず』
12文
『その時に シホカマ始め 諸褒めて ハヤアキツ姫の 功を 代々に遺して 颯々の 声と楽しむ』12文
『右はヒタカミ 結君と カル君翁 次カトリ 上君および カシマ君 ツクバシホカマ 諸も座す』13文
時にシホカマ 子無きとて 問えばカスガの 教えには』13文

『気 合て練る が塩も 目一守も ヘソ姫 ヨド姫も 笑や得るらん』フ023

   

  

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