たひ  タヒ  tahi

  

【(回)・度】
回転。循環。繰り返し。回。

『ゑかひとたひの みけはこれ』ホ1
『おほよすからに ことふくも みたひにおよふ ゆきよろし』ホ4
『さきにすてたる ひるこひめ ふたたひめされ』ホ5
『あまめくり みもむそたひお とほこのり』ホ7
『もろゆるさねは かたのかみ ななたひちかふ のりこちに』ホ8
このたひは たかみむすひの とみかれお のそくかとての かしまたち』ホ10
『みそきして さわるよこかお のそかんと やちたひいのる』ホ14
『こたねうること さたまると ちたひうやまふ のとことそこれ』ホ14
『われみるすすき ちゑよたひ わかみもことし ふそよよろ』ホ15
『もととまし ふよろむちやも よそむたひ ましととまりて』ホ16
『ややししおもり めくりへる あすむそみたひ つきむそふ』ホ16
『てれはめすとも いくたひも おそれてのちは うらみなし つつしみはこれ』ホ16
ひとたひかくし ふたぬすみ みたひそこなひ あらためす』ホ17
『みるきくたひに よしあしも ひめもすあめに つけあれは』ホ17
『よそのうたえも あつかれと みつしるつけの ふたたひも』ホ17
むたひたたかひ なしたれと まさくることは いかならん』ホ17
『ここにをはしり みちおゑて ひひにももたひ のりなるる』ホ191
『あれいつの わさはゑかたき ももちたひ ととのへねりて これおうる』ホ192
『ほこもちひ ゐたひたたかひ みなころし ふそよをさむと』ホ31
『とよきもふさく みもろゑに きにむきやたひ ほこゆけし』ホ34
『くわのねも つきはそふたひ ほしにあい なるそふつきは そふほすゑ』ミ4
『ゐくたひよよに たのしめは ひとのうまれは ひのてなり まかるはいるひ』ミ4
『みなかぬしより ゑのみよに ましへりひたひ とのよにも ことふきかわり』ミ4
『くにみこと よたひかわりて とこたちの みよはかわらす もはかりよ』ミ4
『あまめくり ひはををきくて ひとおくれ みもむそゐたひ ひととしのミ6
『しもはちひろの いしすえの はしらはちたひ ねつくまて』ミ8

 
たふ(回ふ・廻ふ)」の名詞化。
ここでは「C: 回る・行き来する」などの意。

変態:「たみ(回み・廻み)
類語:「かひ(還ひ・替・回)」「かよひ(通い)」「と(度)」「くら(座・転)
派生語:「ひとたひ(一度)」「ふたたひ(再び)」「このたひ(此の度)」
独り言:「たん(旦)」「turn」

 
 

【(回)・旅】
行き来。交通。まわりめぐること。巡回。

『はらみこお とひうるための たひやとり あるひひめかみ またのとひ』ホ16
『うたかひに たひやおよはに たちいてて いせにかえます』ホ24
『かけはしの すへれはゆうの たひつけて かけはししたふ たひすかた』ホ24

 
たふ(回ふ)」の名詞化。
ここでは「C: 回る・行き来する」などの意。

変態:「とひ(訪い)」「たみ(回み)」

 
 

【(灯・燈)・灯火・手火】
正の方向に離すもの。明り。灯火。

『ゆつのつけくし おとりはお たひとしみれは うちたかる』ホ5
『やすかわの やみにおとろく おもいかね たひまつにはせ』ホ7
『ここさわゆくや ひめおとり むらくもたひや ほたるひの わらひあさけり』ホ8
『しはすそか すからふしみに みおくりの たひもかかやく かみのみゆきそ』ホ37
たひおそく しかれはこたえ ゆきおもく つかれねふりて くれしらす』ホ39

 
たふ(達ふ・富ふ)」の名詞化。
ここでは「D: 正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離す」で、「上げる・勢い付ける・栄す・熟れさす・優れさす・至らす」などの意。 

変態:「てり(照り)」「とう(灯・燈)」
類語:「ともしとほし(点火・灯)」「たき(焚き)
派生語:「たひまつ(松明)

 
 

【(袋)・足袋】
(足を)収めるもの。包み覆うもの。

『かけはしの すへれはゆうの たひつけて かけはししたふ たひすかた』ホ24

 
たふ(溜ふ)」の名詞化。
ここでは「A: 合わす・収める・覆う」などの意。

関連語:「てふくろ(手袋)」
独り言:「たい(袋)」

 

10/02/23

  

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