オトヒコ(1)

→ 語義

  
三野の弟彦。 
オウスクマソ征伐に連れていった射手。キビタケヒコの孫と思われる。
オトヒコは臣下のイシウラノヨコタテタゴノヰナギを連れて参上。
このミノは吉備国の三野県で旭川流域の御野郡・津高郡にあたる。
  

滋賀県大津市神領、建部神社末社、弓取 (ユミトリ) 神社
岡山県和気郡和気町藤野、和氣 (ワケ) 神社
岡山県岡山市吉備津、吉備津 (キビツ) 神社

 
孝霊天皇兄ワカタケヒコ      ┌イナヒヲイラツ姫ヲウス
    │ (吉備上道) ─┐    │        │
    │        │融合  │        └オウス
    │        ↓    │          ┃
    └弟ワカタケヒコキビツヒコキビタケヒコアナトタケ姫
      (吉備下道)       │      │
                  │      └御友別命─オトヒコ
                  │
                  └ハリマタケヒコ
  

★『書記』美濃國弟彦公。
  

オウス申さく "良き射手を あらば連れん" と 皆 申す "三野オトヒコ 秀でたり"』38文
葛城ミヤト 遣わして 召せば オトヒコ イシウラの ヨコタテおよび タコヰナギ チチカイナギを 率き連れて』38文
『言いつ終れば ヤマトタケ オトヒコ遣りて 朋族を みな討ち治め 筑紫より 船路を帰る』38文

  

  

オトヒコ(2)

  
イキスオトヒコ
 

『南は常陸 上総・安房 ミカサカシマに 賜りて カシマヒデヒコ トキヒコも オトヒコ三人  御衣賜ふ』39文

  

  

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