鏡の船。
オホナムチがアワのササザキでスクナヒコナと出会った時、ヒコナが乗って来た船。
船首に鏡を掛け真榊を飾った船か。 =イワフネ(斎船)・イワクス船(斎貴船)
鏡は「和つ日月」の物実で「御上・公・中央政府」を象徴する。
『クシキネ アワの ササザキに 鏡の船に 乗り来るを 問えど答えず』9文
■鏡と同様に榊も、「御上・公・中央政府」のシンボルのようだ。
『陽陰を領らする 現の子を 生まん思いの マス鏡 両手に日・月 擬らえて』4文
『ツハモノヌシが "真榊の 上枝は熟玉 中つ枝に マフツの鏡 下
和幣 掛け祈らん" と』7文
『榊を抜きて 上つ枝に 八握の剣 八尺鏡 下
環珠や 白旗を 艫舳に掛けて』38文
『ヤマトタケ 上総に入れば 榊枝に 鏡を掛けて 向かいます』39文
『舳の美の 船は教えの ヲオナムチ 飢え
見ぬ衣を 被り諫めつ』フ063
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