吾田媛。
タケハニヤスの妻。
香具山の埴を領巾(ヒレ)
に入れて、国の物実(モノザネ)
と祈願する。
大坂に軍を率いるが、ヰサセリヒコに討たれる。
オオヤマトフトニ┐ (孝霊天皇)├───ヤマトネコヒコクニクル ホソ姫─────┘ ┃ (孝元天皇) ┃ 河内国造アオカキカケ──ハニヤス姫[内后]──────ハニヤス ┃ アタ姫
★彼女は隼人の女であると云う。現在の鹿児島県の薩摩半島り辺りは、古くは「吾田」と呼ばれていた。彼女の名「吾田媛」は、その地名に由来する。彼女は河内隼人の首領である。
『これ徴 タケハニヤスの 背くなり 我聞く
妻の アタ姫が 香具山埴を 領巾に入れ 祈りて国の 物実と』34文
『タケハニヤスと アタ姫と 軍
起して 山城と 妻は逢坂 道分けて 共に襲ふを』34文
『"ヰサセリヒコを 逢坂へ" 向かひアタ姫 討ち破り ついに殺しつ オオヒコと ヒコクニフクと 向わしむ』34文
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