みつから  ミツカラ  mitukara

  

【(己仕ら)・自ら】
1.自身を合わせること。自身を仕わすこと。

『いみなてるひこ くたさんと ちちみつからの つけふみお』ホ20
『ほをむしお つくれはきみの みつからに はらひかせふの まつりなす』ホ31
『これすへらきの みつからの たけのみやこに そろいのり』ホ36
みつからに かせふのまつり なしませは やはりわかやき みつほなる』ホ37

 ●<副詞的に> 自身を仕わせて。自身を使って。我が身を以って。

『とよけみつから みそきして やちくらちきり ぬきんつる いつち』ホ4
『これよりもろか なおこひて おはよりとえは うひるきと みつからこたふ』ホ4
『ととむるたみお あわれみて みつからまつり きこしめす』ホ6
みつからまつり きこしめす あまねくたみも ゆたかなり』ホ6
『ひよとりくさの ことくなり みつからやまに ひきのほる』ホ8

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2.(名詞化して) 自分自身。

『ふみにもふさく みつからか あしはらくにお をさめんと』ホ20

 
み(己)」+「つから(仕ら)
「み」は「己」で行動主体自身。
「つから」は「つかる(仕る)」の名詞化。

類語:「おのつと(自づと)」「おのつから(己づから)」「てつから(手づから)」「みてつから(己手づから)

  

09/09/26

  

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