【厳し・慈し・美し】
A: (心を)寄せる如し。
「いつく(斎く・慈く・傅く)」+「し(形容詞語尾)」
「いつく」はここでは「A:
合わす・添う・寄せる」などの意。
変態:「うつくし(美し)」
派生語:「いつくしむ(慈しむ)」
【(慈し・斎くし・傅くし)】
(心身を)合わすさま。和し。自他を隔てず一体として扱うさま。包み込むさま。守り。世話。かしずき。
『をゑくまにすつ ひるこひめ いまいつくしに たりいたり』ホ3 『ゐつくしおもて かんかたち なかこすなおに かんちから』ホ8 『かかはあきのね いつくしに かかけあかせる こころさし』ホ16 『ちちのめくみは いたたくあ ははのいつくし のするはに』ホ16 『めせはもうさく いもとさえ わかいつくしの あねありと』ホ24 『みとせいつくし たらされと いわくすふねに のせすつる』ミ3 |
「いつく(斎く・慈く・傅く)」+「しく(如く)」の合成から「く」をカットしたク語法。
「いつく」はここでは「A:
合わす・添う・寄せる」などの意。
類語:「いつくしみ(慈しみ)」「いつき(慈・斎)」「いたく(慈)」「いたき(慈)」「いちき」「いとう(慈愛)」「やわし(和し)」
10/05/07
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