【勇む・(斎さむ)】
D: 正の方向に離れる/離す。「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」
『これもひるねと なおいさみ よもよりかこみ』ホ8 『みとりはななり やよいさむ やよもつつしみ』ホ16 『いさむとも ぬすむこころは みやひより ゐくらにつけて やすからす』ホ17 『ともにいさみて ひとなりは みのたけひとせ ゑはよわく とはふそちから』ホ38 『ふかやとへかや ふたむすめ きらきらしくも いさめるお』ホ38 『ひたかみは めをのこかみお あけまきに みおあやとりて いさみたつ』ホ38 『たつのあめ ふりひおけせは みやいくさ いさみてあたお なかはうつ』ホ39 『へにぬうは まつりとるみの むらさきそ いさめつくせは たみそぬいける』フへぬう 『すのゐさは きりそめのきお なかはしら かみはかしきの ゆうにゐさめて』フすゐさ |
「いす(斎す・秀す)」と同義語「さむ(騒む・聳む)」の合成。
ここでは「D:
正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる/離す」で、「高める・勢い付ける・栄す・熟れさす・優れさす・勝らす・至らす」などの意。
変態:「いさふ(勇ふ)」「うすむ(勇む)」「ふすふ(燻ぶ)」
派生語:「いさみ(勇み)」
【諫む】
A: (逸脱を)合わす・収める・直す。調和する。結い治める。鎮める。
『むかしくしひこ いさめしお あさけるけかれ みそきなす』ホ24 『これおすつれは またけかれ なにかみありと いさむれは』ホ24 『これのさき きみめすときに おみけぬし いさめもふさく』ホ32 『なんちかまつり いさめすて おもねりきみお あなにする こころきたなし』ホ32 『あにかこころね いさめおも きかぬおしれは さほひめの なかこわななき』ホ35 『へのいさの ふねはをしゑの をおなむち うえみぬきぬお かふりゐさめつ』フへゐさ 『ものゐさは おころのかめる はおあかめ ゐもあらためて きさおいさめよ』フもゐさ 『をのゐさの みちすみやかに ゐさむるは あくたのちから ゐさはやのかみ』フをゐさ |
「いす(結す)」と同義語「さむ(添む)」の合成。
ここでは「A:
合わす・収(治)める・直す」などの意。
変態:「おさむ(収む)」「をさむ(治む)」「あさむ(諌む)」「はさむ(挟む)」
類語:「いすく(濯ぐ)」「たたす(正す・直す)」「つつしむ(謹む)」「なおす(直す・治す)」「しかる(叱る)」
派生語:「いさめ(諫め)」
10/01/16
【ホツマツタヱ解読ガイド】 【ミカサフミ解読ガイド】 【ふとまに解読ガイド】
【やまとことばのみちのく】 【にしのことばのみちのく】 【あめなるみち】
【ホツマツタエのおもしろ記事】