はたれ  ハタレ  hatare

  

【(外れ)】
1.それるさま。外れるさま。曲るさま。ねじけるさま。
2.またそうした霊。 =ハタレのモノ・ハタレミ
3.またそうした霊に憑かれてねじ曲った人。 =ハタレマモノマ

『たまかえしはたれうつあや』ホ8
はたれのものの うくめきて さはいのこゑの おそろしく』ホ8
『よろにすくるる ちからにも しらぬはたれの いふかさお うつや』ホ8
『ややしるまこと はたれとは あめにもおらす かみならす』ホ8
『ひとのねちけの ときすくれ こりゑてむつの はたれなる』ホ8
『いるやもうけす かみのやは かならすあたる はたれみの わさやあらはす』ホ8
『あまのかこゆみ ははやそゑ はたれやふれと たまひけり』ホ8
むつのはたれは やまたあり ここちつかさに ななはかり むれあつまりて』ホ8
はたれやふるの ましないの たねおもとめて さつけます』ホ8
はたれしむみち なすわさに やまかわあふれ』ホ8
『かちていけとる はたれまお かわくひてりに つなきおき』ホ8
『ついにいけとる はたれかみ つつかにおきて』ホ8
『しかるのち またはやきしは おおはたれ ねのたてやまに あらはれて』ホ8
『ときにはたれの いそらかみ のやまおかゑて むらくもや』ホ8
はたれおもえり やにあたり よみかえるかや いたまぬか』ホ8
『ははやはなせは はたれとる ともにわらいて』ホ8
はたれよろこひ かみいかん わかすきしるや またいわく なんちもしるや』ホ8
『こたゑねは わらつていわく ころすなり はたれいかつて なにゆえそ』ホ8
はたれむせんて しりそくお おひつめしはる ちはたれま』ホ8
『またはたれ いよのやまより きしゐくに わたりせむるお』ホ8
はたれいかりて たたかえは みかたのなくる ふとまかり むれむさほりて』ホ8
『またはたれ つくしのみたり なかくにの はなやまののに ともあつむ』ホ8
『かたまろか いたれははたれ いろかえて さきみたれたる きくみちの』ホ8
はたれみたりか さきみたれ いくゑかわりて おとろかす』ホ8
『ふつくとらゑて さきためし つひにおひつめ みはたれお しはるわらひに』ホ8
『またはたれ ひすみひたかみ かくやまと ふたいわうらに つくつけの』ホ8
『さすらても はたれもはなけ みつたらす かかんなすかも てたてつき』ホ8
『もろうたふ はたれいかりて やのあられ かみのたみめに やもたたす』ホ8
『にけんとするお たちからを はたれはるなに とひかかり』ホ8
『このはたれ ぬゑあしもちそ はけわさに たふらかすもの みなきらん』ホ8
『ここにはたれの ちおしほり ちかひととめて うしほあひ』ホ8
『さきのつつかの むはたれも はるなかものま ゐちたりと くにあつけよち』ホ8
はたれかとわく かんかみか こたえてかみの やつこなり』ホ8
『またはたれ なんちわかはゑ はちみする やつことせんと なりめくる』ホ8
はたれむせんて このはして つふてあられに たみせめる』ホ8
はたれもひれし まはすはゐ みておとろけは かんかゑて』ホ8
はたれつちもて かみおうつ かみはにきてに うつつちの』ホ8
『ここにはたれか むなさわき にくるおつかむ たちからを』ホ8
『のちのはたれの ひととなる まふつのかかみ みるために』ホ8
『たかまはむつの はたれかみ はちのことくに みたるれは』ホ9
『かみはかりして はたれうつ きみはみそきの さくなたり』ホ9
はたれゐとふの たねおゑて みよをさまれと』ホ9
『おもいおもえは はたれとは おこるこころの われからと』ホ9
はたれねも しらひとこくみ おろちらも うちをさめたる おもむきお』ホ9
むはたれよもに わきみちて たみくるしむる そのときに』ホ12
『あまてるかみの のりおゑて もろかみのうつ はたれなか』ホ12
はたれうたかひ かそえせす わさもみたれは ををんかみ』ホ12
『あめつちしろす くしひるに さとくはたれか いきはかり』ホ12
『さつさつと もろかうたえは きくはたれ わさもみたれて しはらるる』ホ12
『あまかつに かみたまわれは もろはたれ さはりなすとも』ホ12
『まねかはうえに あらはれて はたれやふれは さはりなし』ホ14
はたれまの さはれとおひに ととのひて よそやそなわる そのためし』ホ16
『あらたけこころ こにもとめ ききすきねちけ よこしまの はたれとなるそ』ホ17
『むちおのかるる はやききお ほめよろこへは すきねちけ はたれとなるそ』ホ17
『はやきはたれに おもむかて やたのかかみの あやきけは よこかおさるそ』ホ17
『ときすきてなる はたれとも それこころみに わさおなせ』ホ17
『ゆるせはたみも みなおこる これよりはたれ あらはるる』ホ23
『かさりより おこりになりて ときはかる はてははたれの くにみたれ』ホ23
『のちにはたれか みたるとき かなさきおよひ むまさかみ つるきたまわり』ホ23
はたれうち やたみをさむる いきおひも かれはからして いきおゑる』ホ23
『ときにまた おおものぬしか もふさくは はたれやふるの なおもかな』ホ23
『とえはあまてる みことのり はたれかわさは ちかつけす』ホ23
『うらやみねしけ はけものか みつからほめて はたれきみホ28
『みもすそとえは さるたひこ むかしはたれお やふらんと みそきなすとき』ホ28
『ものゆんに はたれやふれは ことのねの やわしもゆんそ たうとかりける』フもゆん

 
はたる(放たる・外れ)」の名詞化。
ここでは「B: 離れる・それる・外れる・曲がる」などの意。

変態:「はつれ(外れ)」「ほとり(辺)」「ほつれ(解れ)」
類語:「おろち(愚ち)」「いそら(逸反)」「よこしま」「よこま」「あふれもの(溢れ者)」「くせと(曲人)」「すり(掏摸)」「はけもの(化け物)
派生語:「ハタレのモノ」「ハタレミ(ハタレ霊)」「ハタレマ(ハタレ身)」「はたれかみ(ハタレ頭)」「おおはたれ(大ハタレ)」「はたれね(ハタレ根)」「むはたれ(六ハタレ)

  

10/03/27

  

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