船霊。
船を造る神霊。
【船霊・船玉】フナダマ −広辞苑より−
1.船の守護霊。賽ころ・女の髪の毛・人形・五穀・銭などを神体として船中にまつる。ふなだまさま。
2.船中で祭る守護神。摂津の住吉の神・水天宮・金毘羅(こんぴら)権現など。船神。船霊神。
六船霊。
太古、船を創案した六人。
第一がシマツヒコで、アワ国の安曇川で、朽木に乗る鵜を見て筏を造り、棹を刺すことを覚えて船の大本を造る。
二番目がその子のオキツヒコで、鴨を見て、初めて櫂を造ったので鴨船と名付けた。
更にその子のシガは帆ワニ船を作り、七代目のカナサキはカメ船を作った。
その孫のハデツミとその娘トヨタマ姫の神霊を加え、6神霊を総称して六船霊という。
『船はいにしえ シマツヒコ 朽木に乗れる 鵜の鳥の アヅミ川行く 筏乗り 棹差し覚え 船と成す』27文
『子のオキツヒコ 鴨を見て 櫂を作れば 孫のシガ 帆ワニ成す
七代 カナサキは オカメを造る』27文
『その孫の ハテカミの子の トヨタマと 水侍と船 造る神 六船霊ぞ』27文
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