【(具)・器】
下降して凝り固まったもの。目に見える形を持つもの。土。地。形。
1.(エネルギーが形を持って)現れたもの。具象物。器物(きぶつ)。物実。言葉(まじない)の物実。
『やたのかかみに むかわせて みかくうつわは もとのもり』ホ17 『おのはきおきる うつわゆえ かねりにほこお つくらせて』ホ23 『みなうつわゑて これおうつ ときにむはたれ みなくたる』ホ28 『しむみちやふる うつわゑる みなみそきして うつわゑて むみちをやふり』ホ28 『かんへさためて よりよりに うつわにまつる はしめなり』ホ37 |
●三種の器。
『これもみくさの うつわのり あらていかんそ ゑさらんや』ホ17 『みとかみと きはとほからす とのゆかも うつはもともに すみきたる』ホ33 |
2.収めるもの。容器。殻。
『すきにふき あにかひさこは よのうつわ おとかなすひは すきになるなり』フすきに |
3.仕わす物。使う物。器具。道具。
『なかをみと いくさうつわお みてくらに うらとえはよし』ホ37 |
4.具現。形となって現れた物。結果。成果。 =みのり(実り)・みつほ(瑞穂)
『しこめにおはす よしあしお しれはあしひく よもつさか ことたちさくる うつわあり』ホ5 |
「うつふ(俯ふ)」の名詞化。
「うつふ」は「うつ(俯つ)」と同義語「つふ(集ふ)」の合成。
類語:「つはもの(器物)」「うつわもの(器物)」「かたち(形)」「ひつ(櫃)」「から(殻)」
10/03/23
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