【望む・臨む】
A: 合わす。向く。見る。捉える。置く。
●(心を)合わす。気を付ける。意識する。求める。欲す。願う。
| 『そさのをに なんちきたなく くにのそむ みちなすうたに』ホ7 『みこゐそきねと たりひこと のそむところお もふすへし』ホ37 『きみふたみこの のそむまま ゆみやたまわる あにのみや』ホ37 『しもとゆひして みちおしる のそみめくりて かりたまえ』ホ39 『いわくいかんそ くにのそむ あめのりなせは くにのかみ』ホ40 |
●(目に)合わす。見る。向く。向かう。
| 『いかるかの みやにうつりて そのあすか うてなによもお のそむおり』ホ20 『ちちはみはもお のそみみて やゑのたたみお しきもうけ』ホ25 『わきかみの ほほまのおかに みゆきして めくりのそめは』ホ31 『いけすのそめは さしのそく おとひめとめて きみめしつ』ホ38 『ときにすへらき さおのそみ さかいきたつは つつかかや』ホ38 |
「のす(和す)」と同義語「そむ(添む・染む)」の合成。
ここでは「A: 合わす・見る・捉える」などの意。
変態：「なすむ(泥む)」「なそる(なぞる)」「なしむ(馴染む)」
類語：「のそく(覗く)」
派生語：「のそみ(望み)」
【(伸聳む)・望む】
D:
正の方向に離れる。「上がる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」
| 『これのさき きさきはらみて つきのそむ かれにあとより』ホ26 |
「のす(伸す)」と同義語「そむ(聳む)」の合成。
ここでは「D: 正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で、「上がる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」などの意。
09/12/20
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