【(和て・和栲)・和幣・幣・幣帛】
合わせ。結び。つなぎ。添え。供え。供え物。
●(人と神を結ぶ物実としての) 布や紙などの供え物。
『なかつゑに まふつのかかみ しもにきて かけゐのらんと』ホ7 『よろきみほひこ ゆふはなに やいろにきての かみすすむ』ホ14 『あめのかたちは いわをやま ひつきもくにも はらこもり とはやゑにきて』ホ14 『かみはかしきの ゆふにきて あめなかぬしの かみまつる』ホ15 『やまとひめより これおつく きみよろこひて にきてなし』ホ36 |
「にきつ」の名詞化。
「にきつ」は「にく(和く)」と「きつ(交つ)」の合成で、「なこす(和す)」の変態。
ここでは「A: 合わす・結ぶ・添える・供える」などの意。
類語:「はな(餞)」「ぬさ(幣)」「みてくら(幣)」「とよはた(豊旗)」「みつき(貢)」
【和手】
手を組み合わせること。 =たみめ(手見目)
『かみはにきてに うつつちの やれてとへらの はうちわや』ホ8 |
別名:「むすふて(結ぶ手)」「をして(押手)」「たみめ(手見め)」「てかしは(手柏)」
11/05/05
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