ことは  コトハ  kotoha

  

【言葉・詞・辞】
1.告げ。現し。表し。表現。
2.離す・放つ・発するもの。

ことはおなおす あわうたお つねにをしゑて』ホ1
『わかのまくらことはのあや』ホ5
『もろかみの かみはかりして ものぬしか まくらことはの ゆゑおとふ』ホ5
『ふたかみの おきつほにゐて くにうめと たみのことはの ふつくもり』ホ5
『たみのことはの ととのゑは なかくにのなも あわくにや』ホ5
『いよつひこ うたにことはお ならわせて ふたなおもとむ あわつひこ』ホ5
『このあちお ぬはたまのよの うたまくら さめてあかるき まえことはホ5
『うましみやひの ゑいにおれ たゑのことはに もとむへし』ホ13
はらあしことは なかるへし はらやめぬまに たえにさとせよ』ホ13
『つきはよる つまなうとみそ うちをさむ めかけのことは なまつりそ』ホ13
『ならはしの ことはもくにお へたつれは かはれとよその おさなこも』ホ17
『みめにことはに せくくまり ぬきあしこたふ』ホ17
『おとろくなかこ みめにしる ことはいきすの みつしれは』ホ17
『いもとさえ わかいつくしの あねありと ことはかされは ふたこころ』ホ24
ことはもくわし すきとほる たまのすかたの かかやけは』ホ27
ことはききゑす はらのとみ そろりよしたけ よくしれは これにとはしむ』ホ34
『かしはてか うくはわすれり くにことは みさらおうくは ゐはもこれ』ホ38
『しかれとかみよ ゐまのよと ことはたかえは みちさかる』ミ序
『いかたとかもの はしめより やまとことはの みちあきて』ミ10
ことはつかひも このうたの なかのななねお もととして』ミ10
『あめのりの ことはのはなは あかはなま あたかくのほり』ミ10

 
ことふ(言ふ・断ふ)」の名詞化。
ここでは「A: 合わす・告ぐ・あらわす」、またその裏返しで「B: 離す・話す・放つ・発す」などの意。

変態:「かたり(語り)
類語:「こと(言)」「ことのは(言の葉)

  

10/02/27

  

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