【(替更り)】
往き来させる物。上下させる物。交替させる物。
●綜絖。(踏木を踏んで経糸を上下互い違いに分ける機構)
『へくゐにそろゑ あれをさに まきをさにいれ かさりかけ』ホ23 『みちりのたてに へかさりお かけてよつむつ ふみわくる』ホ23 『つうちよこへに つりわけて をりひめかさり ふむときに』ホ23 |
「かさる(替更る)」の名詞化。
ここでは「C:
回す・行き来させる・上下させる・交替させる」などの意。
【(交添)・飾り】
1.寄せ。合わせ。備え。調え。似せ。コピー。偽り。肖像。取り繕い。現れ。外見。
2.正の方向に離すこと/もの。「高める・勢い付ける・栄す・優れさす」こと/もの
『かさりより おこりになりて ときはかる はてははたれの くにみたれ』ホ23 『そのかさり かくやはたあり そのあすか おおんたからに おかましむ』ホ24 『やすらかに たもつやはたの はなかさり あすよろたみに おかましむ』ホ26 『そのよそい あやにしききて たまかさり かむりはひくつ はらののり』ホ27 『はらみのためし うちみやと たたゆもとなり みかさりお たみにおかませ』ホ30 『かさりおかませ うつきゐか みうゑきさきと ははおあけ』ホ31 『かさりおたみに おかませて しきなかはゑか なかひめお おおすけきさき』ホ31 『あめのみまこの ためしなり かさりおたみに おかませて』ホ32 『いくめいりひこ あまきみと かさりおたみに おかましむ』ホ35 『とらかしは ひろひかんかえ あふみさし いまたてまつる たまかさり』ホ39 『ひらきゐわしは もののかき ほなかゆつりは しめかさり』ミ9 |
「かさる(和添る・飾る)」の名詞化。
変態:「くさり(鎖)」「くすり(薬)」
類語:「よそひ(装い)」「よそおひ(装い)」
10/03/14
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