【至る・到る】
D:
正の方向に離れる。「行き着く・達する・極まる」
『まちたまえ のちかえさんと もちかえり たかまにいたり もろにとふ』ホ1 『をゑくまにすつ ひるこひめ いまいつくしに たりいたり』ホ3 『みこあれませは もちきねと なつけていたる そあさくに』ホ5 『をのこなけれは かしまきみ かとりのみやに ゆきいたる』ホ16 『こかしらの おろちかはめは しまつうし ははきりふれは にけいたり』ホ28 |
「いつ(至つ)」と同義語「たる(達る)」の合成。
ここでは「D:
正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で、「上がる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」などの意。
変態:「いたふ(至ふ)」「いとふ(至ふ)」「あなる(熟成る)」「いたむ(炒む)」「ひたる(秀達る)」「ひしる(聖る)」
類語:「いたす(致す)」
10/01/11
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