【(息素・息数)・息栖】
呼吸分子。呼吸数。
『あたたまる ときにとつけは こおはらみ いきすこえみめ
そなえうむ』ホ14 『をのいきす よろみちむやそ めのいきす よろみちも やむ』ホ16 『いまわかみ いきすひととき よそしほと たらぬやまふの かなしさ や』ホ16 『こもりはひめの いきすみて ちはらおなてて ゑみすかほ』ホ16 『いきすたらぬは ひめみこよ これとのきみの とこかたり』ホ16 『をのこはとしに めはとつき いきすよけれは うむもやすきそ』ホ16 『てれはひめきみ さはらねと いきすひたちと なすおひそ』ホ16 『いきすひたちと なるおひの わさにいきすは いつこ えか』ホ16 『はらおひなせは みのいきす ひたちとなりて ひめのとひ うむとき いかん』ホ16 『いきすもしれは いきすみや こやねとひめと ここにおき』ホ16 『ひめはもろめの はらむとき いきすつつしみ をしゑます』ホ16 『むまのあしとり いきすあ ひ あわすかなめの のりのりそ』ホ191 『よつきふみ いきすのあや』ミ逸 |
●〈地名〉イキス宮。またその管轄する地域。
『かとりときひこ ひてひこと いきすおとひこ かねてまつ』ホ39 |
「いき(往来・息)」+「す(子・素・数)」
「す」は 「集合して物事を成す小さな構成要素・分子・回数」などの意。
【息す】
活動する。
『ふつくことなる くにかみの いきふくかせお
うけうまれ いきすとなれは』ホ17 『とみつねに ひとのいきすお かんかえは たますはふくし』ホ17 『おとろくなかこ みめにしる ことはいきすの みつしれは』ホ17 『いますてに しらきのあたに をさめゑす ほこおたつねて たみいきす』ホ34 『ゐつね ましわりて ひとのいきすと なりてより ゐつななわけて よそやすち』ミ10 『たらちをの いきひにみうく そゑうたは ひのてのかせの なるいきす』ミ10 |
「いき(息・活き)」+「す(為る)」の合
成。
イキ(息)はイク(▽往く)の名詞形で、「往き来・巡り」 が原意で、
ここでは 「生き・動き・活動」 を意味する。
09/12/27
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