椒 (芳し香味)。
芳香を発するもの。
【薑・椒】はじかみ −広辞苑より−
ショウガ、またサンショウの古称。
石川県金沢市花園八幡町、波自加彌
(ハジカミ) 神社
★『古語拾遺 (葛木御歳神社の由緒より)
』
大地主神、田 作りましし日に、牛の肉を以て田人に食わしめ給いき。時に御歳神の子、その田に至まして、饗に唾きて還りまして、ありさまを父に告げましき。御歳神、怒りまして、いなごをその田に放ち給いしかば、苗の葉たちまちに枯れ損われて、
篠竹のごとなりき。ここに大地主神、片巫(かたかんなぎ) [志止々鳥]・肱巫(ひじかんなぎ)
[今の俗のカマワ及米占なり]
をして、その由を占い求めしむるに、御歳神
祟りを為す。宜しく
白猪・白馬・白鶏を献りて、その怒りを和め奉るべしと申すに、
教えのまにまに謝(の)み奉ります時に、御歳神
答え給わく、実に吾が意ぞ。宜しく麻柄を以てカセを作りてカセぎ、
すなわちその葉を以て祓い、天押草
以て押し、烏扇
以て扇ぐべし。もし如此して出で去らずば、宜しく牛の宍をもて溝口におき、男茎の形を作りて加え、[是、其の心をまじなう故なり] ツスダマ・蜀椒(なるはじかみ)・呉桃葉(くるみ)、また塩をもてその畔に班置(まきお)くべしと宣いき。すなわち、その教えのまにまに為しかば、苗の葉また茂りて、年穀(たなつも)豊稔(ゆたか)なりき。これ今、神祇官に白猪・白馬・白鶏もて御歳神を祭ることの縁なり。
(■この話での「大地主神」はオホナムチで、「御歳神」はワカ姫
(歳徳神) であるように思われる。)
『クはちと違ふ クは煙の 陽の放を厭ふ 椒の 生姜・茗荷
燻べ 拉がん』8文
『藁縄を 多に綯せて 椒と 陰香を燻せば 乱るるを 更に戦ひ 追ひ詰めて 悉く捕えて 先例』8文
『二手獣は 食えば生きても 腐り臭 上と中絶え 忌蹴に 三年スズシロ シラヒゲも ハジカミ
食みて 垢濯げ』15文
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