うひちに  ウヒチニ  uhitini

  

【泥土煮尊・(泥因)】<人名>
泥(水埴)と因むさま。陰(女)と交わった者。

うひちにの すひちおいるる さいあひの そのもとおりは』ホ2
『そてひちて うすのにこころ またきとて なもうひちに すひちかみ』ホ2
うひちにもうく このみこは あめよろつかみ そあさたし あわさくうめは』ホ2
『かすかこたゑて のこるのり むかしうひちに ひなかたけ』ホ13
『はつひには かゐとしるとそ うひちには つきことまつる』ホ15
『みこうひちには ももひなに さいあひなして まさかきお うゑてかそふる』ホ18
うひちにのよは おこそかに かさるこころの ことふきも ももよろとしそ』ホ23
うひちにの かみからしもゑ はなむこにみつ まいらせふ まいらせふ』ホ25
うひちによりそ いさなきに みかわりいまの ひとくさの』ミ4

 
うひ(泥・水埴・陰・女)」+「ちに(因)
「ちに」は「ちぬ(因ぬ)」の名詞化。
ここでは「A: 合う・交わる・因む」などの意。

また「」には「陽・上・大」の意味がかかる。

別名:「ももひなき(百雛木)
関連語:「すひち(小泥)

  

10/02/28

  

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