【聡し】
D:
正の方向に離れる如し。「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」如し
『わかひめさとく かなさきに きつさねのなの ゆゑおこふ』ホ1 『ををんかみ あめつちしろす くしひるに さとくはたれか いきはかり』ホ12 『しるしかと きみこれはかる ももそひめ うまれさとくて これおしる』ホ34 『わかみをや みまきはさとく ほつましる あやまりたたし へりくたり』ホ36 |
「さと」+「し(形容詞語尾)」
「さと」は「さつ(聳つ・騒つ・早つ)」の名詞化。
ここでは「D: 正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で、「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」などの意。
【諭し】
(何かを)気付かせること。
『くにもりたみの さとしにも つくまなさせる いせのみち』ホ13 『まよひのこさぬ さとしうた ふかきこころの みちひきそこれ』ホ40 『あわうたは やつのかたちに むつのりの つねのさとしお くりかえしてよ』ミ10 |
「さとす(諭す)」の名詞化。
変態:「さっし(察し)」
類語:「をしゑ(教え)」「しめし(示し)」「しらせ(知らせ)」
10/01/09
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