【群る・(斑る・守る)】
A: 合う/合わす。集まる/集める。収まる。覆う。被せる。
『まつれはくろき とりむれて からすとなつく』ホ6 『むつのはたれは やまたあり ここちつかさに ななはかり むれあつまりて』ホ8 『はたれいかりて たたかえは みかたのなくる ふとまかり むれむさほりて』ホ8 『みうちにはへり みちおきく もろよろたみも をしらすに むれきくときに』ホ14 『ねたむそのいき ひよろみち むれてうろこの おろちなす』ホ16 |
変態:「みる(見る)」「もる(守る)」「うる(得る)」「ぬる(塗る)」「ふる(触る)」
派生語:「むら(村・邑)」「むら(腎)」「むらかる(群がる)」「むらし(連)」「かむる(被る・冠る)」「かふむる(被る)」「さむる(侍る)」
【(放る・撒る)】
B: 離れる/離す。放つ。払う。発す。そる/そらす。曲る/曲げる。
変態:「まる(放る)」「ふる(狂る)」
派生語:「むらくも(放雲・放隈)」「むろ(室)」「むら(斑)」「おもむろ(骸)」
【(回る・転る)】
C: 回る/回す。循環する/させる。還元する/させる。リサイクルする。
変態:「まる(回る・転る)」「まふ(回ふ)」「みる(回る・廻る)」「ふる(振る)」
派生語:「むら(腎)」「むらと(腎処)」
【蒸る・(熟る・潤る・燃る)】
D:
正の方向に離れる/離す。「上がる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」
『つゐてふたつは くちふさき ふくいきむれて ふすむうん』ミ10 『ひとのういねも あにあきて くちふさきふく いきむれて』ミ10 |
変態:「まふ(舞う)」「もる(盛る)」「うる(熟る)」「ぬる(潤る)」
派生語:「むらくも(叢雲)」「むれくも(叢雲)」「かむる(被る・冠る)」「かふむる(被る)」「けむる(煙る)」「むらさき(熟幸)」
【(漏る・脆る・亡る)】
E:
負の方向に離れる/離す。「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」
変態:「まる(転る)」「める(減る)」「もる(漏る)」「ぬる(寝る)」「ふる(降る)」
派生語:「ねむる(眠る)」
10/06/22
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