【姉】
年上の女の兄弟。
| 『はなきねは ゐなにつつるお あねにとふ あねのこたえは あわのふし』ホ1 『まことなお ゐみなとたたゑ あねにみつ われはよつなり これいかん』ホ4 『さすらをは みことおうけて ねにゆかん あねにまみゆる しはしとて』ホ7 『あねはもとより さすらをか あるるおしれは おとろきて』ホ7 『あねとまみゑて のちゆかん はるかにくれは うたかわて いつかゑしませ』ホ7 『あねとわく さこころはなに』ホ7 『あねかめに なおきたなしや そのこころ はちおもしらぬ』ホ9 『このうたお あねにささけて やくもうち ことのかなてお さつかりて』ホ9 『ときにそのはは あねつれて かりやにいたり まみゑこふ』ホ24 『めせはもうさく いもとさえ わかいつくしの あねありと』ホ24 『あねいわなかお めせはその かたちするとく みめあしく』ホ24 『いそきかえれと おひやれは ははあねうらみ しもめして』ホ24 『これのさき あねたまねひめ はらをきみ きさきになして』ホ27 『あねかなお やさかいりひめ すかたよく きさひのみやに』ホ38 『めさるとも みさほならんか きみゆるし あねひめおめす』ホ38 『あねのふかやか もふさくは きみなうれひそ はからんと』ホ38 『すへらきあねか しむたつお にくみころして おとへかや』ホ38 |
「あぬ(上ぬ・熟ぬ・老ぬ)」の名詞化。
ここでは「D:
正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で、「熟れる・老ふ・上にある」などの意。
「あに」と「あね」はどちらも「あぬ」の名詞化だが、男は「に」(母音がイ) につくり、女は「ね」(母音がエ) に作るあたりは、ア･イ･ウ･エ･オ(空･風･火･水･埴)5母音の陽陰の別を区別しているように思える。
変態：「おねえ」「あに(兄)」「おにい」
独り言：「オンニ(韓国語)」
【陽音・天音】
陽の音。
| 『きよきうと かろくちりんと なかのぬと みたもひおうむ あねとなり』ミ10 |
09/10/21
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