あめつち  アメツチ  ametuti
あめとつち  アメトツチ  ametotuti

  

【天地・(陽陰・日月・上下)】
1.陽と陰。日と月。魂と魄。神。 陽陰に分れる世界。あの世。

あめつちの ひらけしときに ふたかみの とほこにをさむ』ホ序
『ををんかみ あめつちしろす くしひるに さとくはたれか いきはかり』
ホ12
『いもをせは やもよろうちの わかちなく みなあめつちの のりそなふ』ホ13
あめつちの ひらけるときの ひといきか めをとわかれて』ホ15
あめつちの かみもくたれは みをやかみ よよのみをやの つきこなし』ホ27

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 ● =陽陰の神 (陽陰の歌)

『このみはめして あさことに あめつちまつり たらちねに つかふみこころ』ホ16

2.非物質界と物質界。あの世とこの世。全宇宙。
(※物質界は非物質界の最陰部(沈殿部)であるため、結局は1と同じ)

『わかこつらつら みちゆかは ひつきのさかゑ あめつちと まさにきわなし』ホ11
『ひとはあめつち かたとれり そらはたかまの はらのうち』ホ17
あめつちつなく なかくしの いきにつきひの なかみちか』ホ192
あめつちさるも とおからつ ひことにのほる とゆけかみ』ミ逸

3.上と下。貴と賎。中と端。中央と地方。

『つみとかの たたしもとほき あめとつち ととかぬことお おもふなり』ホ17
あめつちさりて とおけれは わたくしたつる このゆえに』ホ23
『わかなかすねか うまれつき あめつちわかぬ かたくなお』ホ29

 
あめ(天・陽)」+「つち(地・陰)
  

類語:「あわ(陽陰)」「あめ(陽陰)」「かみしも(上下)」「かみ(上下)」「ひつき(日月)」「たましゐ(魂魄)」「ここすと(上下)
関連語「あめつちひと(天地人)
あわと(陽陰人・天地人)

  

09/09/07

  

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