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一から学ぶ みかさふみ講座 第35回 [2022.12.12]

みかさふみ タカマ成る文 (4)

著者:おあずけ2号 (駒形一登)
著者HP:ホツマツタエ解読ガイド https://gejirin.com

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 たかまなるあや (その4)
 タカマ成る文 https://gejirin.com/mikasa06.html
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 おとみこのすむ としたくに これいまはらの みやのなも
 としたといいて よよのなの ○○○○○○○ ○○○○○
 ももはかりのち とのみこと ゑにうけをさむ
 それよりそ かわるかわりに よおつきて
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 弟御子の統む トシタ国 これ今 ハラの 宮の名も
 トシタと言いて よよの名の ○○○○○○○ ○○○○○
 百ハカリ後 弟の尊 兄に受け治む
 それよりぞ かわるがわりに 代を継ぎて
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■弟御子・乙御子 (おとみこ)
これがいわゆる 「の尊」 (とのみこと) です。

 
■統む (すむ)
スブ(統ぶ・総ぶ)の変態で、今風には スベル(統べる・総べる)です。


■トシタ ■トシタ国 (としたくに) ■トシタ宮 (としたみや)
トシタは 「トの尊が執る」 という意で、“トシタ国” は 「ホツマ国」 の古名、
トシタ宮” は 「ハラミ/ハラの宮」 の古名です。

 ’ト’ は 「トの尊」 をいい、’シタ’ は シツ(▽執つ)の名詞形で、
 「とり行うこと・知行すること」 を意味します。


■○○○○○○○ ○○○○○
尻切れ感が強く、文言の欠落があると考えています。


■百ハカリ (ももはかり・もはかり)
ハカリ” は 100,000 を表す数詞で、“マス” ともいいます。
“百ハカリ” は ここでは 「1000万年」 を意味します。

 
■かわるがわり
カワルガワル(代る代る) の名詞形です。

 ヱト(干支・▽上下・▽兄弟)は、
 ヱ
の組み合せがつくる60パターンで構成されますが、“ヱト” という
 名称は そもそも の尊 と の尊 の兄弟に由来するものです。
 干支表記の末尾に付く ’ヱ’ と ’ト’ は 年/日ごとに入れ替わるのですが、
 これは ’ヱの尊’ と ’トの尊’ の兄弟が かわりばんこに世の治めを継いだことに
 その起源があると考えられます。

 
■代・節 (よ)
ミユ(見ゆ)の名詞形 “ミヨ” の簡略で、「合わせ・集まり・まとめ」 などを
原義とし、「収め/治め・まとまり・範囲・節・区分」 などを表します。
辞書:節(よ)代(よ)

 

【概意】
弟御子の統べる “トシタ国”。これは今の “ハラの宮” の名も、
かつては “トシタ宮” と言いて、代々の名の ・・・・・・・ ・・・・・。
1千万年の後、弟の尊(=トの尊)は 兄(=ヱの尊)より受け継いで
ヲウミ(中央)を治める。それ以降は兄弟かわりばんこに代を継いで、



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 あめにかえれは みなかぬし およひゑひため とほかみも
 あめにくはりて ほしとなす あめとこたちの かみはこれ
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 天に還れば ミナカヌシ およびヱ・ヒ・タ・メ ト・ホ・カ・ミも
 天に配りて 星となす アメトコタチの 神はこれ
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■天に還る (あめにかえる)
地球での人生を終えて 「天界にもどる・帰天する」 という意です。


ミナカヌシ (真中主・御中主)

ヱ・ヒ・タ・メ・ト・ホ・カ・ミ

コホシ(九星) アメトコタチ (▽天疾立)

 

【概意】
天に還れば、<アメノミヲヤは>
ミナカヌシ および ヱ・ヒ・タ・メ・ト・ホ・カ・ミの神霊を
天に分け配って星となす。アメトコタチの神はこれ。

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 のちそひのきみ きつをさね あみやしなうも あにかえり
 さこくしろにて みことのり みなほしとなす このかみは
 はらわたいのち みけおもる うましあしかい ひこちかみ
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 後 十一の君 キ・ツ・ヲ・サ・ネ ア・ミ・ヤ・シ・ナ・ウも 天に還り
 サコクシロにて 御言宣 みな星となす この神は
 腹腑・命・食を守る ウマシアシカイ ヒコチ神
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■十一の君 (そひのきみ)
キ・ツ・ヲ・サ・ネ+ア・ミ・ヤ・シ・ナ・ウの11神が 人として地上にある時の総称です。
ヱヒタメトホカミ8尊の子孫と考えられ、8尊を継いで地球八方の国君となります。
役目を終えて天に還ると、アメノミヲヤは その神霊も天空に輝く星となします。


■サコクシロ (▽賢釧・▽栄釧・▽幸釧)
サコは サカ(栄)サキ(幸)の変態で、「上にあるさま・高まるさま」 を原義とし、
ここでは 「天」 を意味します。クシロ(釧)は 「回転するさま・輪」 をいいます。
ですから 「天の星々の回転するさま・天の輪」 という意味で、[イメージ画像]
「天上界・神々の世界」 を表す美称です。


■腹腑・命・食を守る (はらわたいのちみけおもる)
「肉体を持つ生身の人間の生活 (生存して活動すること) を世話する」
という意味です。

 
ウマシアシカイヒコチ神 (うましあしかいひこちかみ)
天に還った十一の君 (キ・ツ・ヲ・サ・ネ+ア・ミ・ヤ・シ・ナ・ウの11尊) の
神霊に付けられた神名の一つです。他にも多くの別名があります。

 

【概意】
後に十一の君の キツヲサネ・アミヤシナウも 天に還れば、
<アメノミヲヤは> サコクシロで御言宣し、みな星となす。
この神は 腹腑・命・食 (生身の人間の生存・活動) を守る
“ウマシアシカイヒコチ神”。

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 かれあめみこと わのみこと
 くにとこたちの なよのかみ みなさこくしろ よりのほし
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 故  “天尊” “地の尊”
 クニトコタチの 七代の尊 みなサコクシロ よりの星
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■天尊 (あめみこと)
地に降臨している 「ミナカヌシ+トホカミヱヒタメ8尊」 をいう別名で、
アマカミ(天尊)とも呼ばれます。天尊と呼ばれる理由は、その神霊(みたま)が
天つ事 (あまつこと:魂魄や寿命など人智の及ばぬ事柄) を司るためです。

 天つ事 纏るトホカミ ヱヒタメの 八元の神の 守らせき 〈ホ22-1〉


■地の尊 (わのみこと)
地に降臨している 「キツヲサネ・アミヤシナウ11尊」 をいう別名で、
クニミコト(地尊)とも呼ばれます。地尊と呼ばれる理由は、その神霊(みたま)が
地つ纏り (くにつまつり:生身の人間の生存・活動に係る事柄) を司るためです。

 地つ纏りは キツヲサネ 室十一神の 守らせき 〈ホ22-1〉


■クニトコタチの七代の尊 (くにとこたちのなよのかみ)
クニトコタチは、第1世代のミナカヌシ(1尊)、第2世代のヱヒタメトホカミ(8尊)、
第3世代のキツヲサネ・アミヤシナウ(11尊)、また対象範囲を最大限広げて
クニサツチ(8尊)とトヨクンヌ(8尊)を加えても、5つの世代についてしか、
ホツマ・ミカサには語られていません。しかし本当は “7世代” あったという
ことなのでしょう。このことはホツマ22アヤにおいても仄めかされています。

 七代の内の 天つ事 纏るトホカミ ヱヒタメの 〈ホ22-1〉

サコクシロには49の神がいますから、49-(1+8+11)=29神、あるいは
49-(1+8+11+8+8)=13神 となり、’ミ’ の神は重複しているので、
30神(14神)が語られずに残っています。この30神(14神)が地に降臨して
活躍したクニトコタチの世代があったということでしょうか。

 

【概意】
しかれば “天尊” と “地の尊” という。
クニトコタチの七代の尊は、すべてサコクシロよりの星である。

 

 

本日は以上です。それではまた!

 

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