【(陽陰因・父母)・足乳根・垂乳根】
1.陽陰の因み。因む陽陰(男女)。和合した男女。父母。
『いなたひめ これもはまんと たらちねは てなてあしなて いたむとき』ホ9 『あめのほと たらちねのほと めおまねき みつのちなみの つゆあふれ』ホ14 『このこはますく たらちねの なゑのよつきの みことなりけり』ホ14 『こおこふる いもをせのかに こもりくの こもりそたてん たらちねのかみ』ホ14 |
2.乳を具える根源・主。(アマテルの言葉遊びによる解釈)
『をやかこお はらめはちたる ちちははは けにたらちねよ』ホ17 |
[1]
「た(陽・天)」+「ら(陰・地)」+「ちね(因)」
「ちね」は「ちなみ(因み)」と同意。
[2]
「たら(足る)」+「ち(乳)」+「ね(根・主)」
「たる」はここでは「A:
合わす・具わる・調う・充足する」などの意。
10/06/16
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