【賜・賜物】
１．下され物。授け物。
| 『うちよりいつる はふたゑは きみのたまもの ふたはあり』ホ16 『あおひとくさの ことことく あめのみをやの たまものと まもらぬはなし』ホ17 『もしひはらみこ うむものは みかとにつけよ したたみも たまものあるそ』ホ32 『あめみかけ あわうみのゑお たてまつる きみおもしろく たまものや』ホ32 『ををんみき たまひたまもの ゐついろの かつみねにしき あやももは』ホ35 『われむかし かみのたまもの さこくしろ うちみやにいれ』ホ36 『ときにすへらき くにむけの いさおしほめて たまものなしき』ホ38 『かねてたまもの いちゐのえ』ミ逸 |
２．下流にあるもの。末。裔。
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『あおひとくさの ことことく あめのみをやの たまものと まもらぬはなし』ホ17
『われむかし かみのたまもの さこくしろ うちみやにいれ』ホ36 |
「たま(賜)」＋「もの(物)」
「たま」は「たむ(垂む・賜む)」の名詞化。
ここでは「E:
負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる/離す」で、「下がる/下げる」の意。
10/08/11
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