【(熟老)・御上・大上】
1.熟老。上の上。大老。大上。
『いまあまきみの くらひなる むかしはみうゑ わけさつく』ホ30 『かみよのためし みかさりお たみにおかませ ははおあけ みうえきさきと』ホ31 『いさかわに みそきのわぬけ みやにいつ みうえのとみは かみまつる』ホ31 『おくるみうえの おもむろお はかたのほらに おさむなり』ホ31 『みうえふたかみ つくはにて みめくりとえは』ミ3 |
2.みうえきさき(御上后)の略。
『ははいまなそこ みうえとし おおははことし ももやそこ』ホ35 『ものへとちねお みうえから たけひあさとお みこかわり おのおのもふて』ホ36 |
[1]
「みうゆ」の名詞化。
「みうゆ」は「みふ(満ふ)」と同義語「うゆ(上ゆ・熟ゆ)」の合成。
ここでは「D:
正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で、「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」などの意。
[2]
「み(御・敬・上・大)」+「うゑ(上)」
変態:「うをや(熟老)」「ゑをや(熟老)」「みをや(御祖)」「おおゑ(大上)」
類語:「をき(翁)」「をきな(翁)」「をち・ををち(老翁)」
10/01/20
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