たらちね  タラチネ  taratine

  

【(陽陰因・父母)・足乳根・垂乳根】
1.因みの陽陰(男女)。交合した陽陰(男女)。和合した男女。父母。

『いなたひめ これもはまんと たらちねは てなてあしなて いたむとき』ホ9
たらちねの はやちにかはね ひきとりて もやおつくりて かりもかり』ホ10
『われすすかにて たらちねに ほろろなけとも ちのたゐそ』ホ10
『あめのほと たらちねのほと めおまねき みつのちなみの つゆあふれ』ホ14
『ふたかみために たらちねと なりてまねけは ひとのみと』ホ14
『このこはますく たらちねの なゑのよつきの みことなりけり』ホ14
『こおこふる いもをせのかに こもりくの こもりそたてん たらちねのかみホ14
『このみはめして あさことに あめつちまつり たらちねに つかふみこころ』ホ16
『くにかみは たみのたらちね そのたみは くにかみのこそ』ホ23
『ひたしてよはひ そよすすに たらちねともに かみとなる かあひのかみそ』ホ27
『いなむとき きつのしかちと たらちねに つかえみてねと』ホ40
『あめかした やわしてめくる ひつきこそ はれてあかるき たみのたらちねホ40
『いまわれうめる たらちねの さきのみをやも ことことく あめのたねなり』ミ1
『としおこゆれは たらちねの よそふみそみの をゑくまも』ミ1
たらちねのゆめ さめまして まみえあかつき ををきみの』ミ逸
たらちねかみわ おそれまし あわのみやにわ そたてしと』ミ逸
たらちねかみわ たたひとり ゐもをせかみの ひおうみて』ミ逸

2.乳を具える根源・主。

『をやかこお はらめはちたる ちちははは けにたらちねよ』ホ17

 
[1]
たらち(足らち)」+「ね(根・主)
[2]
たら(足る)」+「ち(乳)」+「ね(根・主)
「たる」はここでは「A: 合わす・具わる・調う・充足する」などの意。

類語:「たら」「たらち」「たらちを」「たらちめ

  

10/06/16

  

 基本理論はこちら

【ホツマツタヱ解読ガイド】 【ミカサフミ解読ガイド】 【ふとまに解読ガイド】
【やまとことばのみちのく】 【にしのことばのみちのく】 【あめなるみち】
【ホツマツタエのおもしろ記事】