(頻捲き・盛捲き)。
暴れること。荒れ狂うこと。乱暴。逆上。
「しきまき」は「しきまく」の名詞形。「しきまく」は「息巻く」「逆巻く」などと同義と思われる。
【重播・頻播】シキマキ −広辞苑より−
穀物の種子をいったんまいた上にまたまいて、その生長を妨げること。天つ罪の一。
■辞書の説明は「種を重ねて播くこと」だが、そんなことはホツマツタヱの文脈に関わりが無いと思われる。
★『延喜式祝詞 大祓詞』
成り出(い) でむ天之益人等(あめのますひとら)
が、過ち犯しけむ雑雑(くさぐさ)
の罪事(つみごと) は、天津罪(あまつつみ)
と、畔放(あぜはなち)・溝埋(みぞうめ)・樋放(ひはなち)・頻蒔(しきまき)・串刺(くしさし)・生剥(いきはぎ)・逆剥(さかはぎ)・屎戸(くそへ)、許許太久(ここだく)
の罪を天津罪(あまつつみ) と法(の)
り別けて、国津罪(くにつつみ)、生膚断(いきはだたち)・死膚断(しにはだたち)・白人(しろひと)・胡久美(こくみ)・己が母犯せる罪・己が子犯せる罪・母と子と犯せる罪・子と母と犯せる罪・畜犯せる罪・昆虫(はふむし)
の災(わざわひ)・高津神(たかつかみ)
の災・高津鳥(たかつとり) の災・畜(けもの)
たふし、まじ物為(せ) る罪、許許太久の罪出(つみい)
でむ。
『木の下 歌を教えて 子を生めば 名もハナキネの 人態は 騒ち
お猛び 頻捲きや 世の隈
成せば』5文
『ソサノヲ仕業 あぢきなく 罵・頻捲き 穢汚放ち 祈らす御衣の 新嘗の 神御衣織れば 殿穢す』7文
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