サカヅキ

→ 語義
  

1.【逆月】杯に映る「逆さの月」。
2.【酒注ぎ・杯・盃】酒を注ぐこと。酒を注ぎ込む器。
3.【(直付き・近付き)】直に付くこと。近付くこと。御近付き。
4.【(盛付)】勢い付け。祝杯。杯事
5.【(逆注ぎ・逆杯)】返しの盃。返杯。

サカヅキ(盃)はモモヒナキ・ミが、桃の花の下で酌み交わす酒の器に、逆さの月が映ったことからサカヅキ(逆月)と言うようになった。

→ 猪口
  

下に酌める 酒に月 映り進むる 女神まず 飲みて進むる 後 男神 飲みて交わる 床の酒2文
『九の酌度は 三月三日 さかつき生める 尊の名も 雛が岳とぞ 称ゆなりける』2文

『叔父と甥との の ささの眺めは 岩の上 風はよろしき 浜庇11文
『その逆坏を 請えば "否  子から授けぬ" 時にまた "鏡の臣を 敬うが 遺る法ぞ"と 神となる』28文
ヤヒコ 上りて 拝む時  数 至る 皇 問わく "昔 得ず  いま飲む 如何"』31文

  

  

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