隈の宮。
イサナミは、息子ソサノヲに起因して民を挫く汚穢隈を、我が身に引き受けて民を守ろうとする。
おそらく宮というのはイサナミ自身をいい、建物ではない。
世に徘徊する穢れや、八十曲霊のような生き霊を、自分の体に寄せて閉じ込めようとしたもと思われる。
熊野の神社は、死後「隈の神」と贈り名されるイサナミを祭った社なのだと思われる。
(出雲の熊野大社はそれとは異なり、汚穢隈の実体であるソサノヲを祭る)。
和歌山県東牟婁郡本宮町本宮、熊野坐
(クマノニマス) 神社
和歌山県新宮市新宮、熊野速玉
(クマノハヤタマ) 大社
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山、熊野那智
(クマノナチ) 大社
『イサナミは "世の隈成すも 我が汚穢"
と 民の汚穢・隈 身に受けて 守らんための 隈の宮』3文
『世の隈成せば 母の身に 捨て所
無き 世の隈を 我が身に受けて 諸民の 欠けを償ふ』5文
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