市川臣命。
春日の県主。アマタラシヒコクニの七世孫で、ヒコクニフクの四世孫という。
ニシキイリヒコはアカハタカと名付けた千剣を忍坂に置くが、イチカワに降りた神託によってイソノカミヘ移す。そしてイチカワをイソノカミの司となした。
奈良県天理市布留町、石上 (イソノカミ)
神宮
★市川臣命は第5代孝昭天皇の皇子天足彦国押人命の七世孫。ヒコクニフクの四世孫。米餅搗大使主命(タガネツキノオオミコトノミコト)
の御子でその家は豪族春日臣の一族にて、垂仁天皇の御代すでに石上神宮に奉仕せらる。その子孫を布留宿禰と称し、祭主物部連に副って永く祭祀に奉仕せられ、社職の祖として配祀せらる。
★『新撰姓氏禄』市川臣、大鷦鷯天皇の御世、倭に達でまして、布都努斯神社を石上の御布瑠村の高庭の地に賀ひまつりて、市川臣を以て神主と為たまふ。
『ニシキ御子 千剣移す 石上 神が春日の イチカワに 告げ納めしむ ニシキ御子 司となせる』37文
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