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一から学ぶ みかさふみ講座 第42回 [2023.2.22]

みかさふみ 嘗事の文 (3)

著者:おあずけ2号 (駒形一登)
著者HP:ホツマツタエ解読ガイド https://gejirin.com

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 なめことのあや (その3)
 嘗事の文 https://gejirin.com/mikasa07.html
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 たのなめは みうのあおうけ きさらきの なかよりみうお
 めにやわせ ひとくさそたつ いというそ
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 ’タ’ の嘗は 三陽の天を受け 二月の 半より三陽を
 陰に和せ 人・草育つ “いという” ぞ
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■三陽の天 (みうのあ)
三陽(みう・みつを)は、タの神が招来する 「3陽のエネルギー」 をいいます。
天(あ)は この場合、「天よりの陽陰恵み・天よりの息」 を意味しますが、
これが本来の意味の 天気(てんき) ではないかと思います。

 元元明の 陽陰恵み  届く柱は 透き通る 中の管より 運ぶ 〈ミ6-7〉

  支配期間 (陰暦) 神の陰陽属性 招くエネルギー 地上の気象
の神 11月半〜12月末 3陽1陰 1陽 3陰1陽
の神 1月初〜2月半 2陽2陰 2陽 2陰2陽
の神 2月半〜3月末 1陽3陰 3陽 1陰3陽
の神 4月初〜5月半 0陽4陰 4陽 0陰4陽
の神 5月半〜6月末 3陰1陽 1陰 3陽1陰
の神 7月初〜8月半 2陰2陽 2陰 2陽2陰
の神 8月半〜9月末 1陰3陽 3陰 1陽3陰
の神 10月初〜11月半 0陰4陽 4陰 0陽4陰

なおこのアヤでは触れられていませんが、タの神は 「東」 の方向に坐します。

 ‘タ’ は東空照る 三陽神 二月半に 三陽来て  〈ミ9アヤ〉

 
■いという・いとゆふ (▽糸結・糸遊)
イト(糸)+イウ/ユフ(結ふ) で、「糸・紐の結び」 を意味します。
後には “糸遊結び” あるいは “揚巻結び” と呼ばれるようになり、
左の画像のような結び方をいいます。

上と左右の3つの輪を タの神が招来する 「3陽」 になぞらえます。
全体像は 人の 「赤ん坊」 や、草木の 「若葉」 が立つ姿になぞらえ、
“3陽の恵みにより赤子や若葉がそだつ” ことを表します。

なお 辞書の “糸遊” の説明には、陽炎(かげろう)の別名とも
記されますが、ミカサフミは両者を別物として扱っています。
  画像:goo国語辞書

 

【概意】
タの神の嘗(御業)は、天より3陽の恵みを受けて
2月の半ばより3陽を陰に和す。人・草を育てる “糸結” ぞ。



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 やよいのはしめ ももやなき みきひなまつり ゑもきもち
 たみなわしろに たねおまく
 やよいなかより かけろひて なえおいそたつ
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 三月の初め 桃・柳 酒・雛纏り 蓬餅
 民 苗代に 種をまく
 三月半より かげろひて 苗 生い育つ
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■三月・弥生 (やよい・やよゐ)
陰暦3月の別名ですが、ヤヨイサム(やよ勇む) が語源といいます。
ヤヨは イヨ(弥) ヤヤ(稍・漸)の変態で、“やよし” の語幹です。
胎児の成長が 「いよいよ勢いを増す月」 という意であるようです。

 三月には 三十九となれば 三日休む
 充り 端成り 
やよ勇さむ やよも謹み   〈ホ16-3〉


■桃・百 (もも)
木の実の姿で現れた神を、庭に植えると、3年後の3月3日に
モモ(百)
の花と実がなったため、モモ(百・桃)と名付けられました。
その木は人類初の男性ウビチニに変じ、実は人類初の女性スヒヂに変じます。

 木の実を以て 生れませば 庭に植えおく 三年後 三月の三日に
 花も実も 
モモ(百)成る故に モモの木        〈ミ2-3〉

 ミナカヌシ─天の8尊─地の11尊-─クニサツチ(2代)─トヨクンヌ(3代)┐
 ←……クニトコタチ(初代)……→                  │
                                  │
       ┌―――――――――――――――――――――――――┘
       │
       └ウビチニ
       (4代)├――――ツノクヰ
         スヒヂ  (5代)├――――オモタル
               イククイ  (6代)├ … (断絶)
                     カシコネ


■柳 (やなぎ)
ひなまつり(桃の節句)には、地域によっては “柳の飾り” が付き物だそうですが、
その起源・由来については ホツマ・ミカサは語っていません。

ひなまつりとは関係がないのかもしれませんが、柳の木は、雷や地震を引き起こす
ウツロヰ神の住処であるため、歴史的に東北(鬼門)の方向に柳が植えられています。

 大御神 許す御言は 
 「ヱトの副 柳隠ろひ ウツロ守り 東北の一木を 居代にせよ」  〈ホ21-5〉


■酒 (みき)
ウビチニとスヒヂが成人した3月3日に、初めて酒が造られて献上され、
それを融酒(とこみき)として飲んだのち、二人は交わります。
これが雛まつりに飲む “白酒” の由来と考えられます。

・人成る後に 三月三日 酒 造り初め 奉る 桃下に酌める 酒に月 映り進むる
 女尊まず 飲みて進むる 後 男尊 飲みて交わる “融の酒” 〈ミ2-3〉
・三月三日もて 九の酌み 〈ミ2-6〉

 
■雛纏り (ひなまつり)


■蓬餅・艾餅 (ゑもぎもち)
ヱモギは ヨモギ(蓬・艾)の変態です。よって 「よもぎ餅」 「くさ餅」 と同じです。
この餅とひなまつりとの縁起についても ホツマ・ミカサは語ってくれません。


■かげろふ・かげらう
カケル(駆ける)+オフ(▽往ふ) の同義語短縮で、
両語とも 「往き来する・揺れる・回る」 などが原義です。
ここでは 「空気が暖められて目に映る像がゆらめく」 ことをいいます。[動画]
辞書は 動詞形には “影ろふ・陰ろふ” と宛て、名詞形には “陽炎” と宛ててます。

 

【概意】
三月の初めは 桃、柳、酒、ひなまつり、ヨモギ餅。
民は苗代に種をまく。
三月半ばより陽炎が立ちのぼり、苗は生い育つ。



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 わのなかに みひかりのあし なかにみつ これかみかたち
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 輪の中に 三光の足 中に見つ これ神形
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タの神の形 (すなわちタのヲシテの形) を口述したものです。
“輪の中” は 「地(わ)の中」 の意をかけていると思われます。
“三光” (みひかり)は 三陽(みう・みつを) の別表現です。
“中に見つ” は 「中心で合う・中心で結ぶ」 という意です。

            

【概意】
輪 [地] の中に3陽の足が入って中心で結ぶ。これ神形。



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 めのなめは うめのいもみつ
 うつきより うをおまねきて なつおつく
 みはわたぬきて つきなかは さひらきまつる ゐなるかみ
 すえはあおひの めをまつり
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 ’メ’ の嘗は 大陰の妹 水
 四月より 大陽を招きて 夏を告ぐ
 衣 綿抜きて 月半ば 早開き祭る 稲荷神
 末は “葵の 夫婦祭”
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■大陰の妹 (うめのいも)
ウ(大)+メ(陰) は “四陰” の異表現で、メの神の陰陽属性である 「0陽4陰」 を
表します。すなわち 「陰100%」 を意味し、そのゆえに “四陽” を引き寄せます。
イモ(妹) は 「陰・女・穢」 を意味しますが、ここでは 「陰神・女神」 というような
意味かと思います。ただし神には人間のような男女の別はありません。

 ウメは2種類あって、単に 「陰」 を意味する ウメ もあります。
 まったくややこしいことに、それは イモ(妹) とイコールです。

  支配期間 (陰暦) 神の陰陽属性 招くエネルギー 地上の気象
の神 11月半〜12月末 3陽1陰 1陽 3陰1陽
の神 1月初〜2月半 2陽2陰 2陽 2陰2陽
の神 2月半〜3月末 1陽3陰 3陽 1陰3陽
の神 4月初〜5月半 0陽4陰 4陽 0陰4陽
の神 5月半〜6月末 3陰1陽 1陰 3陽1陰
の神 7月初〜8月半 2陰2陽 2陰 2陽2陰
の神 8月半〜9月末 1陰3陽 3陰 1陽3陰
の神 10月初〜11月半 0陰4陽 4陰 0陽4陰

 

■水 (みづ)
メの神は 「水の神」 という意です。 ⇨ 穢 (▽みな・▽め・▽み)
なお このアヤでは語られていませんが、メの神は 「西北」 の方向に坐します。

 ‘メ’ は西北に住む 水の神 四月は大陰の 陽を招く  〈ミ9アヤ〉


■四月・卯月 (うつき)
陰暦4月の異称です。
これは語義が不明です。ウヲ(大陽)に関係があるかもしれません。


■大陽 (うを)
ウ(大)+ヲ(陽) は ウメ(大陰)の反対で、“四陽” の異表現です。
4陰のメの神は、4陽のエネルギー (アメノミヲヤの息) を招き寄せるわけです。


■衣 綿抜く (みは わたぬく)
「ミハ(▽衣)のワタ(綿)を抜く」 の意で、今に言う 「衣更え」 です。
陰暦の4月1日の行事であるため、“四月一日” と書いて “わたぬき” と
読む苗字が今も残っています。

 ★衣 (みは) ★綿・腑・海 (わた)
 ミハは ミフ(▽見ふ)の名詞形で、「合せる/添える/付けるもの」 が原義です。
 ワタ(綿・腑・海)は ワス/ワツ(和す)の名詞形で、「合せるもの」 を原義とし、
 「中に入れるもの・空きを埋めるもの」 をいいます。


■早開き (さびらき)
「田植えを始めること」 をいいます。
サ(▽栄・▽騒・▽冴・▽早)+ヒラキ(開き) で、サは 「高まり・勢い・アップ」
などを意味します。ですから 「繁栄の開始」 という原義です。


■祭る・纏る (まつる)
マトフ(纏う)・マトム(纏む)・マツム(集む・纏む) などの変態で、
「合わす・とりまとめる・処置する・調える」 などの意を表します。
ここでは 稲荷神に 「心を合わす/まとわす・祈る」 などの意です。


■稲荷神 (ゐなるかみ・いなるかみ)
イナル/ヰナルは ユイナル(結い成る)の変態で、
作物を 「結んで成らせる神霊」 という意です。
食を守る神はたくさんいるのですが、この場合は特に
ウケミタマ(宇迦御魂・倉稲魂・稲魂)ウケモチ(保食)の神 をいうのでしょう。


■葵の夫婦祭 (あおひのめをまつり)
正確には “葵桂の夫婦祭” (あおひかつらのめをまつり)といい、
これは今も盛大に行われている 「葵祭」 のことです。

桂の葉と葵の葉は形がよく似ていますが、桂は天に向って高く聳えるに対し、
葵は地表付近に留まります。このことから 桂は 「陽・天・男」 を象徴し、
葵は 「陰・地・女」 を象徴します。したがって “葵桂” は “夫婦” の同義語です。

もともとはアマテルが ニニキネを “桂” と呼び、その妻アシツ姫を “葵” と
呼んだことが、夫婦を “葵桂” と言い表す初めであるようです。

 粗地を活けて 鳴神を 別けて鎮むる カグツチと ミヅハメを生む
 
葉と に妹背の 御言宣             〈ホ24-9〉

その後、代嗣のヒコホオデミとその妻トヨタマ姫の夫婦仲が壊れそうになった時、
太上皇のニニキネが 葵葉と桂葉を袖に掛けて、ミヅハメの社 (後の貴船神社) に
引きこもるヨタマ姫を訪ね、次のように諭します。

・しばしば召せど トヨタマは ミヅ社を出ず 明くる年 太上皇
 ワケツチ(=賀茂)の 
を 袖に掛け 宮に到れば 姫 迎ふ
 時に葉を持ち 「これ如何ん?」 トヨタマ答え 「葵葉ぞ」
 また 「これ如何ん?」 「桂葉ぞ」 「いづれ欠くるや?」 「まだ欠けず」 〈ホ26-3〉
・汝 渚に 落ちんとす 御胤思えば 猛心 なして泳ぎて 永らうる
 これ “地生き” 知る 宮に立ち 振りて嘲り 免るる これ “天生き” 知る
 いま一つ 
葵桂の 妹背を得ば “人生き” 悟る 三つ知れば 竜君如く神となる
                                 〈ホ26-3〉

超簡潔に要約すれば、「男女/妹背/夫婦は一つに融合してはじめて人となる」
ということですが、このニニキネの諭しが “葵祭” の由緒と考えています。

 

【概意】
メの神は 大陰(=4陰)の女神であり水の神。
その嘗(御業)は、4月より大陽(=4陽)を招いて夏を告げる。
衣の綿を抜いて、月の半ばに田植えを始め稲荷神を祭る。
月末は “葵の夫婦祭”。



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 さつきにもろは なるつゆお なめんとゑもき あやめふく
 さつさはゐわた のりはゐゐ
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 五月にもろ葉 なる露を 舐めんと蓬 あやめ吹く
 サツサはヰワタ 乗りは五五
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■五月・皐月 (さつき)
陰暦5月の異称です。
サツ(颯)+ツキ(月) の短縮で、「軽快で爽やかな月」 を意味します。


■もろ葉 (もろは)
フタバアオイの双葉」 をいうものと思います。


■なる露 (なるつゆ)
ナル(成る)は この場合は ムスブ(結ぶ) と同義と思います。
ですから 「フタバアオイの双葉の上に結ぶ水滴」 ということでしょう。
[イメージ画像]

陰暦5月に この現象が多く見られるからでしょうか、
陰暦5月は “さつゆ月” とも呼ばれたようです。

 双葉に上る さつゆ月 かつみの露や  〈ミ9アヤ〉


■吹く・噴く (ふく)
ここでは 「勢いよく伸びる・急に成長する」 という意です。


■サツサ
サツキ(五月・皐月) ノコロ(サの頃)の略で、“サの頃” というのは
日々の干支の、シヱ、シト、ヤヱ、ヤト、ミヱ、ミト、アヱ、
アト、ウヱ、ウト、ナヱ、ナト の内、最初に回って来る日を指します。

年によって異なりますが、8日おきに巡って来るので、陰暦の5月1日〜5月9日です。


■ヰワタ/ヰハタ (五腑/斎端)
今に言う 岩田帯 で、「ヰワタ(五腑)を固めるために締める妊婦帯」 をいいます。
またもう一つ ヰハタ(斎端) の意味があり、これは 「斎む所・尊い区画」 の意で、
ヒタチ(日立・常陸) の異称です。現在も残る 印旗(いんぱ) という地名はこれに
由来すると考えています。
ヰハタ帯は サツサ孕帯、タマキネの教えの帯、ヒタチ帯 などの別名を持ちます。

 人の妊娠過程において、仮に1月1日に受精したとすると、日霊と月霊の回転は
 日に1回転ずつ増してゆき、64日目 (3月4日) に延1,080となります。ここから
 逆に日に1回転ずつ減っていき、サツキ・サの頃に1日あたりの回転数が1に戻る
 のですが、妊婦はこの時に五臓腑を固める ヰワタ帯 を締めます。〈ホ16アヤ〉

 正確には回転数が1となるのは127日目で、1月1日をキアヱとすると、5月最初の
 「サの日」 は7日のサシヱとなります。また端午は、「最初の午の日」 という意で、
 ホツマヱトではサシヱにあたります。つまり 「サツキ・サの頃」と、シナ由来の
 「端午」 は同じことを言っているわけです。


■乗りは五五 (のりはゐゐ)
ノリ(乗り)は ここでは 「馬に乗ること」 また 「乗馬用の馬」 をいいます。
馬のサイズは “ツツタチ” と呼ばれますが、ツツ(連)は馬の頭から尾までの長さ、
タチ(立ち)は背の部分の高さをいいます。ヰヰ(五五)は馬の “タチ” を表すもので、
「五尺五寸」 の背丈をいい、このサイズが理想とされます。
ですから 「理想の乗用馬の背丈は5尺5寸 (≒124cm)」 という意味です。
(ホツマ時代の1尺は後代とは異なり、1尺=1/8間=約22.5cm=1スパン です)

 馬の定めは 目鼻より 尾骨へ八尺の連 立ちは五尺五寸法を
 八月十五日 五月五日の 寿ぎの 典にかけたは 怪しあり  〈ホ192-2〉

サツサ=端午 には、乗り競べ (=競べ馬) が開催されたようです。

 

【概意】
五月に双葉に結ぶ露を舐めようと、ヨモギとアヤメが勢いよく伸びる。
サツキ・サの頃にヰワタ帯を締め、乗り競べには5尺5寸の馬ぞ。



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 みなそこに ふすめのなさけ これかみかたち
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 水底に 伏す陰の情け これ神形
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ここは五七調が少々いびつなため言葉の区切りを調整しています

メの神の形 (すなわちメのヲシテの形) を口述したものです。
ミナ(水)を 「蛇行する川」 に見立て、それを ‘己’ で表します。
‘―’ は 「底」 を表し、その下の ‘h’ は 「水の底に伏せるさま」 を
意味するのでしょう。
“伏す陰” は 「陰が地上に現れないようにすること」 をいい、
これはすなわち 地上の 「0陰4陽の気象」 を示すものと思います。

  

【概意】
水底に陰を伏せる情け。これ神形。

 

本日は以上です。それではまた!

 

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